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「派遣デスク」の同窓会
人材派遣会社は、事務派遣についても新規受注数は前年比で半減と非常に厳しい状況にあるようです。

そんなさなかにですが、私が以前にいた会社で「派遣デスク」を導入して派遣業務を委託していた人材派遣会社の有志が、当時の「派遣デスク」関係者OBOGを集めた会を催してくださいました。「派遣デスク」10年程の歴史に携わったメンバーが集まり、とても暖かい会でした。

「派遣デスク」とは、派遣関連業務を専任的に遂行するセクションもしくは担当者のことで、私が当時いた企業では1999年に導入しました。

今では多くの企業が類似の仕組みを取り入れてきましたが、純粋日系企業では極めて早い導入であったといえます。また、現場支援・派遣スタッフ支援による派遣活用の効率化・高度化を基本コンセプトに、「面談」「導入教育」「人選の確度アップ」を重視した非常に徹底したスキームをとりました。この企業では従来の正社員中心の雇用戦略を転換させ、90年代後半から急速に派遣スタッフを多用し始めていました。初期の段階では現場でも様々な軋轢があり、短期終了する派遣スタッフも多かったのですが、人事担当者がそれらに直接関与して対処してきました。派遣スタッフ数の増加により、それにも体力的な限界がきていたため、新たなスキームでより高度化・効率化された派遣業務を行いたいと考えて実行したのがこの「派遣デスク」の導入です。

まずは当方でオリエンをした上で、付き合いが太くあった大手派遣会社3社のコンペ形式で提案をお願いしました。1社はパワポで説得力のあるプレゼンをし、副社長以下大勢のプレゼン部隊を率いていろいろとディテールのツールまで具体的に提示をいただきました。もう1社も説得力のある内容を社長みずからが乗り込んで情熱をもってプレゼンをしてくれました。最後の1社はワードのやや見劣りするお手製っぽいプレン文書を支店長と初めて来社してその場で名刺交換をした担当者が説明をされました。

なぜか最後の3社目と契約することにしたのですが、理由は「これまで日本にないような素敵な派遣デスクの仕組みを一緒に作れそうな相手」だということ。とにかく新しい価値を生む仕事をしたかったので、ありものを入れるよりは自社にフィットして世の中の例になるような仕組みを作りたいと考えたわけです。

派遣デスクの導入というかたちで派遣関連業務全般の委託を開始するにあたって、単に契約業務の処理だけではなく、派遣スタッフとの面談、出社初日のガイダンス、派遣部署の日常的フォローを役割に付与して、現場支援機能を強化することを何よりも志しました。ただ、なかなか導入スキームの検討はうまく進まず、途中で先方のメンバーを増強していただくなどのプロセスを経たものの、最終的には満足のいくモデルを構築することができました。本当に感謝をしています。私が人事から異動した後に、不幸な行き違いがあり契約は2007年に解消にされるにいたってはいますが、人材派遣の効率的効果的活用を根付かせることができ、現場からも大変に感謝される仕組みを入れられたと自負できています。多くの企業から先行事例としてのヒヤリングも受けました。派遣デスク導入後、派遣スタッフに関するトラブルは非常に少なくなり、派遣スタッフの継続期間も派遣会社から高い評価をされるほど長くすることができました。また、人事として常に大切なことなのですが、派遣デスクを通じて現場情報をタイムリーに把握することができるようになりました。

そんな仕組みを作った頃のメンバーから、その後に担当をしてくれたメンバーまで、昨日は幅広いメンバーと再会することができました。もちろん飲み会のスタートは派遣会社時間ですから20時過ぎからです。先方の社内でもバラバラの部署に今は皆さんいらっしゃるので、そうそう合わないメンバーが私たちのために集まってくれたのだと思いますし、既に辞めた人も来てくれましたし、名古屋からとても温かいメッセージもいただきましたし、こういうかたちで仕事があとに残ることは本当にうれしいものです。

これからも、人事という業務を通してこういったかたちであとに残る仕事をしたいと常に思っています。


《2009年3月14日》 円周率にちなんで今日は数学の日らしいです。雨の中、久しぶりにコストコへ。ちょっと新味がなくなってきたな、さすがに。


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