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「ムリ・ムダ・ムラ」と「ストレッチ」
誰でもビジネスパーソン人生の中で何度か聞くことと思いますが、経営現場における「3ムの精神」というのがあります。「ムリ・ムダ・ムラ」がそれですが、おそらく産能大学の創始者である上野陽一先生の言葉だと思います。既に1937年に発刊された著作「商人経」(實業之日本社発行)という著作に「ムリ・ムダ・ムラ」という言葉が使われているとのことですので、70年以上も歴史のある経営用語だということになります。

「ムリ・ムダ・ムラ」の定義を落ち着いて整理してみると、以下のようになるようです。

「ムリ」(無理)…設定目的が到達する手段の能力を質・量ともに上回ること。負荷が能力を上回っている状況。
「ムダ」(無駄)…逆に到達目標にに対して、手段の能力が上回ること。負荷が能力を下回っている状況。「ムリ」の逆ですね。
「ムラ」…無理と無駄が混在する状態。

この「ムリ・ムダ・ムラ」の排除こそが効率の追求であり、これが排除された状態、すなわち目標・目的と手段が、負荷が能力とつりあっている状態が、能率の実現されている状態だといえるのでしょう。例えば、トヨタ生産システムはこの「ムリ・ムダ・ムラ」の排除を徹底的に追及し実現させたものだといえます。

ところで、人は成長する際に修羅場経験が必要だとよく言われます。また、自分が今できることよりも少し高めの目標を設定してチャレンジすることが成長には大切だといういわれ方もします(ストレッチの重要性)。これって、見方によっては「ムリ(無理)」へのチャレンジであり、その意味では効率の敵だということになります。慶應義塾大学の花田先生はよく「ストレッチ」に言及されますが、ここでいう「ストレッチ」とは「おのずからもともと持っている、しかし発揮していない多様な可能性や能力を活用して目標に向かうこと」を指しているのであり、けして「ストレッチ」とは「ムリ」にチャレンジをするのでも、「ムリ」なチャレンジをするものでもないのでしょう。もちろん、効率論を成長に持ち込むなといわれる方もいるかもしれませんが。でも、妙な「ムリ」を起こさず、自分の自然の状態で「ストレッチ」することができ、結果として成長実感が得られれば、これほど幸せなことはありません。それにしても、このあたり現実には結構微妙で按配が難しいですね。特にメンバーの育成指導という局面では。


※ 《2008年2月25日》 健康診断をしてきましたよ。血圧がやや高めでした。あと、昨晩・今朝と通風の薬を飲まなかったので、血液検査の結果が心配です。健康診断の話は、別の話と絡めて、また明日書きますね。それにしても、問診がおざなりでした。いきなり、「(医師)悪いところは特にありませんね?」、「(私)はい」。これでは、問診にならないと思うのですが。

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