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ピグマリオン効果
昨日が「ハロー効果」でしたので、今日はついでに「ピグマリオン効果」を扱います。こちらも人事担当者であれば、大変にお馴染みのものですね。

「ピグマリオン」というのは、ギリシャ神話に登場する王様だそうです。非常に彫刻の腕がたつ王様であり、自分が象牙に刻んだ女性像に恋をしてしまったそうです。それほど素晴らしい彫像だったのだと思いますが、冷静に考えるとあまりにも馬鹿な話だともいえます。その恋い焦がれぷりを不憫に感じた愛と美の女神アフロディーテが、彫像に命を与えてくれたといいます。

「願うことによって叶えられるものだ」という話ですね。

人事の世界では「期待することによって、相手が変わる」という感じでよく使われてます。

これは、1964年のアメリカでハーバード大学の教育心理学者のロバート・ローゼンタールが行った実験から来ています。小学生に知能テストを実施し、その結果から「間違いなく将来成績が伸びることがわかった生徒」の名前を先生に渡します。果たして一年ほどが経過した後に間違いなくその子供たちの成績は伸びたのですが、実は渡された生徒のリストは無作為に選んだものであり、「間違いなく将来成績が伸びる生徒」を判別する方法なんかあるわけがありません。先生が「この子は伸びるんだ」と思って接したある種の「期待」が成績の向上を招いたわけです。

この実験内容が十分に証明できているかどうかは何ともいえませんが、期待されて育った子と、期待されないで育った子では、やはり成長が違うというのは実感できるところです。この「期待」を上手に扱っている1人が例えば野村監督ですね。「部下は褒めて伸ばす」なんていっている人もピグマリオン効果の信奉者だといえます。

期待をすると期待された側はモチベーションが上がるものです。そして期待にこたえようと頑張る、ある意味とても単純なことです。

「期待をする」のはタダですから、これは投資対効果的にも凄いことですよね。実は正しく「期待する」ことも、人材育成の1つの手法なのです。

でも、なかなかリーダーは「期待を伝える」のが苦手なようです。単に期待しているだけではだめで、それを伝える必要があるのですね。また、結構、メンバーは敏感です。表面的な「期待」では見破られます。ですから、「本気で期待する」ことはリーダーにとってなかなか骨が折れるものだったりします。



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【2009/03/23 23:32】 | HRM全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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