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人材育成からみたパフォーマンスの公式
昨日、人材育成について「個々人のパフォーマンスを高めるために組織が講じる何らかの作用のことです」という定義をしてみました。

人材育成についてさらに考えるために、ここでいうパフォーマンスを分解してみたいと思います。いろいろな分解方法があると思いますが、ここでは能力開発の視点に着目して、以下のような分類とします。

 パフォーマンス = 能力 × 経験 × モチベーション

他にもいろいろな要素がありますが、能力とモチベーションにかなりの要素が内包されるので、そこそこMECEになっているように思います。

能力がある人が必ず高いパフォーマンスを発揮するとは限りませんね。この公式では、必要な経験を積み、高いモチベーションを持つことによって、はじめて能力のある人も高いパフォーマンスを発揮することができると考えています。ここで重要なのは、これらが足し算の関係ではなく、掛け算の関係になっていることです。ですから、どんなに能力が高い人でも、必要な経験を積むことができていなかったり、モチベーションを持つことができなければ、期待するパフォーマンスを発揮することはできないことになります。これって、なかなか実感できるのではないでしょうか。

逆に少々能力的には見劣っていても、ちょっと背伸びをした経験を積んだり、高いモチベーションをもって仕事に取り組んでいれば、高いパフォーマンスを発揮することが間違いなくできます。これが組織の面白いところです。

さて、「人材育成」とはこの公式のどこに作用させてパフォーマンスを高めるものでしょうか。

「能力」をあげることだけが人材育成だと考えがちの人もいるでしょうが、それは大きな間違いです。「人材育成」というのは、「能力」「経験」「モチベーション」のすべてに作用して、最終的に個々人のパフォーマンスをあげるものです。

ですから、別に高いコストをかけて研修を実施したり、セミナーに参加させたりするだけが、人材育成ではありません。実はたいしてコストをかけなくても人材育成は可能なものです。「能力」に作用する以外にも、「経験」を与え、「モチベーション」を高める人材育成は大きな効果があります。逆に、研修制度は充実していても、経験の場が与えられず、日々のマネジメントもモチベーションを抑えるような状態では人は伸びません。高学歴集団の大手企業よりも、学歴とは無縁のベンチャーからおうおうにして新ビジネスが出てくるのもこんなところにポイントがあると思います。

【今朝の朝礼から】 人事としての守秘義務のお話。これを徹底しないと信頼を失いますからね。

《2009年3月26日》 今週は出張なし。木曜日にもなるとそろそろ息苦しいのですが、まあ仕事は進みました。


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【2009/03/26 23:17】 | HRM全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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