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脳耕社会
NTTデータの山下社長の講演を聴く機会がありました。

非常に魅力的な話題をいくつも伺うことができ、当社のこれからのベンチマーク会社の1つにさせていただこうと思っていますが、その中で「脳耕社会」という言葉を伺いました。

もともと日本は「農耕社会」の国でした。ここでは、住居と職場が近接し、オンとオフが一体化し、融合しています。田植えなどの際には、総出で手伝いあい、不幸があれば近所中で面倒をみるといった感じで、地域社会が強固に存在していました。

それが明治以来の工業化により、日本も「工業社会」に転換しました。特に高度経済成長期以降はすっかりと「工業社会」への移行が進みました。人は離れた住居から工場・会社に通勤し、オンとオフ、職域と地域、公と私が明確に区分されるようになりました。

このような分化された社会の弊害がここにきて職場に散見されています。「ぎすぎすした職場」に代表されるコミュニケーションの希薄化、業務の囲い込み、他部署への関心の希薄さ、強固なセクショナリズム、知識共有化の遅れ……、こういったことが特に知的集約企業においては、企業の競争力を減退させています。「工業社会」に慣らされたオンとオフを明確に区分するワークスタイルを変革していかなければ、今後の躍進はない、まさに同感です。

そこで提示されている概念が「脳耕社会」です。

オンとオフを改めて融合させて、「地域コミュニティ」ならぬ「知域コミュニティ」を構築し、各種コラボレーションを活かして「脳力」を高めていく、こんなワークスタイルの変革をいち早く実現させた企業が、新たな価値を生み出していくのだと思います。私たち知的労働者に現在の労働基準法はまったくナンセンスです。仕事にのめりこんでいるときには24時間、仕事のことを考えています。逆に、仕事中に同窓会の幹事からのメールに返信することは職務規程上は好ましくないのでしょうが、それによって得られるネットワークが仕事にフィードバックされるかもしれません。そもそもパソコンとインターネットにより、働く場所の概念がなくなっています。オンとオフの再融合は当然の帰結です。

花田先生、高橋先生らの話されている「ワークライフ・インテグレーション」の話と非常に共通するかと思いますが、わが社も「脳耕社会」で戦える企業にブラッシュアップしていかなきゃならない、と多くの人事担当者が今、真剣に思っているでしょう。スピード勝負です。

《2009年4月5日》 絶好の花見日和でしたね。私はヨガ教室があったので、残念。ここのところ忘れ物・なくしものが多くてちょっとブルーです。駐車場のカードをなくしてしまい、車を出すのに警備員を呼ぶ始末…。

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