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給与シェアードサービスセンターの役割 ~SSC談話005~
少し間が空きましたが、シェアードサービスのテーマです。

一般の企業グループでシェアードサービス化が最も進んでいる部門の1つが給与部門ではないかと思います。しかし、昨今では優秀な給与アウトソーサーが台頭してきているので、日系企業においてもシェアードサービスではなく、アウトソーシングを活用することが現実的な選択肢となってきました。そんな環境変化の中での給与シェアードサービスセンター(以降、給与SSC)の役割について考えてみましょう。

アウトソーシング時代の到来を前提に給与SSCの役割を考えると、その役割は以下の2つに大別できるでしょう。

A.給与アウトソーサーにも給与SSCにも共通して求められること
①期日までにやるべきことが、きちんと終わっていること(やって当たり前)
②正確にきちんと仕事ができていること(できて当たり前)
③国や会社の制度改正などにきちんと対応ができること
④給与・社会保険・税制・労働法等の専門家としての業務ができること
⑤無駄を省いて、効率的な業務をすることによって、低コストの運用をすること

B.一般的に給与アウトソーサーにはあまり期待しないが、給与SSCには期待されること
①自律的に効率化・改善業務を進め、毎年業務コストを着実に下げていくこと
②会社の施策に対して、スピーディで着実な対応をすること(「できない」との回答はNG)
③各職場の実情を日常的に理解して、役に立つアドバイス・コンサルを行うこと
④グループの社員に対して、人事給与のワンストップ・ソリューションを提供すること
⑤経営に対して、リアルタイムで人事給与に関する必要なデータを提供できること

何をいいたいかというのはお分かりでしょうが、Aの領域のサービスしか提供できなければ、社員の雇用保障という労務問題さえ解決すれば、その給与SSCはアウトソーサーにリプレイスされてしかるべきです。もちろん、Aのサービスが満足に提供されていないというSSCはさすがにないと思います。また、Bのサービスまでは特に求めないよという企業は、アウトソーサーの活用を早晩、検討するでしょう。とにかく、Bのサービスが給与SSCの生命線であり、存在価値・存在意義そのものなのだと思います(繰り返しますが、雇用保障という要素は排除しての話です)。

また、既にBの領域にも給与アウトソーサーは入りつつあるのではないでしょうか。競争力のある給与SSCであり、貢献力のある給与SSCであり続けるためには、Bのサービス領域をどう展開するかが、1つのポイントです。

ところで、AとBの仕事の特性上の大きな違いは何でしょうか。
Aの大半は内にこもって仕事をしても、それなりには達成可能なものばかりです。それに対して、Bを実現するためには給与SSC外部とのコミュニケーションを促進しなければなりません。SSCにおいてCSが重要だという人が多いのもここに所以するのだと思います。SSCメンバーが専門性を基盤としたホスピタリティをいかに発揮できるかが、アウトソーサーとの差別性になってくるのだと思います。そのためには、メンバーのCS意識と改革意欲をいかにかき立てるかです。内向きではそれができません。いかに意識を外に向けるかです。

給与計算という本質的に内向きな仕事がベースとなる職場では非常に舵取り(リーダーシップの発揮)が難しいことだと思います。だから、面白いのだともいえますね。


※ 《2008年2月28日》 連日、まったく違う分野の人とお会いできて、何かと考えさせられます。特に昨日、今日、いずれも素敵でした。

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