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成功するプロジェクト
間があきましたが、プロジェクトマネジメントの講座内容の復習です。

プロジェクトをやるからには成功をさせなければなりません。では、プロジェクト成功の定義とは何でしょうか。プロジェクトの成功には、いろいろな視点があります。会社にとっての成功と、関係者にとっての成功とが、同じとは限らない場合もありますね。

何よりもプロジェクトマネージャーは、関係者の視点とプロジェクトの視点を合わせて、何をもって成功とするのかをまずは考える必要があります。当然、視点にはコンフリクトがあります。その際に、しっかりと「意見の違いを味わう」ことが実に大切です。これは、プロジェクトの進行段階全般についていえることです。

アメリカのソフトウエア・プロジェクトの成功率を調べたデータがあります(2002年:スタンディッシュ・グループ調べ、調査対象:365社・8380アプリケーション)

  成功…34%
  失敗…51%
  放棄…15%

ここでの、成功とは納期・コスト・品質(QCD)のすべてが予定とおりに遂行できたことを指しますので、かなり高いバーでするかなという気もします。その割には、結構、高い成功率のようにも感じますね。ただ、放棄が15%あるのはちょっと驚きです。そういうと当社の人事システムの導入も放棄されていますが…。

また、プロジェクト成功の要素については、次の5つに整理されます。

 ①顧客の関与
 ②トップのサポート
 ③経験豊富なプロジェクトマネージャー
 ④明確なビジネスの目的
 ⑤最小限のスコープ

確かにこの5つが整備されていれば楽でしょうが、①と②は与えられているというよりも、プロジェクトマネージャーが「引き出す」という感覚が必要です。

「最小限のスコープ」というのはなかなか難しいものです。「スコープ」とは要はプロジェクトの範囲ですが、プロジェクトの進行とともに、なんとなく広がっていってしまうものです。この「なんとなくの拡大」には毅然とした態度をとる必要があります。あらかじめ、「スコープ」見直しのルールをビルトインさせておくことも大切ですね。

私が常に意識しているプロジェクトの成功の定義には、業務上の当然の定義に加えて「打ち上げで盛り上がるクロージングが迎えられること」「数年後にもOB会を開こう、というくらい印象に残る仕事になること」です。プロジェクトは最も人を成長させることができる機会だと思いますので、プロジェクト・リーダーにとってはメンバーの成長も大きな責務になるのはいうまでもありません。

《2009年5月7日》 今日は新しいプロジェクトの立ち上げの日でした。全社能力開発体系を作り上げようというプロジェクトで、人事メンバー5名と、5社の教育企業・団体の皆様でのキックオフです。教育企業・団体の皆様は、ある意味ではライバル同士、最初は少々神妙な表情でおられましたが、会議終了後には宴会に突入。やっぱりプロジェクトにはこれが欠かせません。一気に雰囲気は融和して、議論に華が咲きます。大変に古典的なやり方ですが、古典はすたれません。成功するプロジェクトに是非、したいですね。


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