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「残業」が問題解決を遅らせる
その昔、優秀な若手社員で自らのポリシーで残業をつけないと言い張る奴がいました。自分の裁量で自分がやりたくて残業をしている、もしくは自分の能力・経験が不足しているために残業しているのだから、納得がいくようになるまでは残業はつけない、というのが彼の主張でしたが、私は次の2つの観点から説得をしていました。

①お前はいいけど、お前の後任で来る後輩はどうなる。お前が残業をつけていなかったのに、彼が普通につけたら、彼は仕事が遅い奴、段取りの悪い奴と思われるだろうねぇ。
②やるのは勝手だけど、1人よがりでやるな。残業をつけないことは、上司が問題発見をする機会を奪うことでもある。残業が多いということは、何か問題があるということ。それをメンバーと解決するのが、上司の仕事。どうしてもつけたくなくても、二重帳簿はくらいは作って、本当の仕事時間を上司には伝える義務がメンバーにはある。

今、考えるとかなり滅茶苦茶な説得のような気がしますが、たまたま読んだ本から「残業が問題解決を遅らせる」という主張を聞いて、こんな昔の話を思い出しました。

「残業が問題解決を遅らせる」というのは、残業ゼロの会社、毎日がノー残業デーの会社「トリンプ・インターナショナル・ジャパン」の吉越前社長のお話です。ここのところ露出度がいろいろと多い方ですが、いろいろと雑誌や講演でアウトプットされている内容を『「残業ゼロ」の仕事力』という書籍にまとめられたので、興味のある方は読んでみられるといいと思います。

さて、「残業」が発生しているというのは、どういう理由によるものでしょうか。

 □仕事の絶対量が多すぎる
 □作業の仕方にムダがある
 □社員のモチベーションが下がっている
 □仕事を協力しあう風土が失われている

いずれにしても、何か原因があるはずですよね。ところが、時間内に仕事が終わらなければ残業すればよい、という考え方で対処をしていると、「なぜ終わらないのか」という追求がされず、結果として抜本的な対策・解決も図れず、常に同じ問題が繰り返されます。本来、その原因を突き止めていく中で、効果的な改善策が考え出させ、生産性が飛躍的にアップするものなのですが。

吉越氏のいう「問題を顕在化し改善する絶好の機会が、残業によって奪われてしまう」という主張は大変に納得できます。だいたい残業が恒常化すると、それを前提にペース配分したりなんてことになっちゃいますね。今日の残業食どうしようか?なんて会話も当たり前になったりします。そういうお前もどうみたって残業が好きじゃないかといわれそうですが、リーダーは自分のことを上手に棚に上げてでも、こうだということはいえばいいと、私は勝手に思っています。上司は聖人君子ではけしてないですし、完璧な人間でもありません。ただ、メンバーよりも視野を広く、思いを強く持っているだけの人ですから。ある程度は自分を棚に上げないと、とてもメンバーに指示なんかできませんからね。

「残業ゼロ」の仕事力「残業ゼロ」の仕事力
(2007/12/22)
吉越 浩一郎

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※ 《2008年3月2日》 体調いまいちで、自宅付近をうろつく程度で、金曜日・土曜日に人前でお話しする予定のパワポを作ってました。いずれ、ご報告をしますね。ただ、どうにも頭の回転は鈍く、それ以上は何もできない日でした。

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【2008/03/02 22:36】 | マネジメント・リーダーシップ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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