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図書紹介:『見どころのある部下支援法』 谷口智彦著(プレジデント社)
新しくプレジデント社から出た「ワークス人と組織選書」の第1弾3冊のうちの1冊です。いずれも興味深いテーマに言及されており、これからが楽しみな「選書」です。

「見どころのある部下育成」というのは、いってみればリーダー育成のテーマです。自らがリーダーである人にとっては、部下を次のリーダーに育て上げることは実に重要なことですね。
本書では、リーダー育成のポイントとして「経験学習」に着目しています。どうも最近はちょっとした「経験学習」流行りではありますが、「経験学習」について平易にコンパクトに確認をさせてもらった上で、実践にビジネス社会で展開するにあたってのヒントを得るためには、良い本だといえます。また、リーダー育成のテーマも深めていくとやはり「キャリア」との兼ね合いが出てくるのもなるほどなと感じます。

いずれも、「○個の××」という整理をされているので、いくつか引用をしてみます。

 ~リーダーを育む「8つの経験」~

以下の8つの経験でいわゆる「一皮むけた経験」の8割以上を占めているといいます。

①初期の仕事経験
②上司から学ぶ経験
③人事異動の経験
④プロジェクト型の仕事経験
⑤管理職になる経験
⑥海外勤務経験
⑦立ち上げの経験
⑧修羅場の経験

8割どころからほとんどすべてではないかと感じてしまいますが、④⑥⑦⑧などはこのような経験に恵まれるかどうかは大きな成長へのポイントですね。ただし、待っているばかりで、「恵まれた」、「恵まれない」とぶつぶついっているのでは生産性がありませんから、いかにして巡ってくるように働きかけるかも大切です。結構、働きかけによって日本の会社なんて変わってくるものです。

 ~上司による4つの学習支援法~

部下が日常の仕事の中で、経験学習のサイクルをうまくまわしていくことを上司としてサポートする方法(というかアプローチ)を4つに整理されています。

①師弟愛を忘れずに、教え導く指示型支援
②先人の知恵から始める理論解決型支援
③共に考え、意味を引き出す共創型支援
④タイムリーな助け舟が命、委任型支援

部下によってアプローチは違いますし、同じ部下でもテーマと状況によってアプローチは変わります。もちろん上司によって得意なアプローチ、苦手なアプローチというのもあります。たまにはこのような概念を意識して、アプローチを使い分けてみるのもいいのではないかと感じます。

大量のインタビュー調査をベースに書かれている本であるとともに、平易に様々な理論を紹介するなど、構成面を含めて、読者の側への配慮もしっかりとされており、読みやすく、かつ内容のある本です。ボリウムも少なく、軽い本なので、新幹線でのちょっとしたビジネス出張なんかの際にいいかもしれません。

「見どころのある部下」支援法 (ワークス人と組織選書)「見どころのある部下」支援法 (ワークス人と組織選書)
(2009/04/11)
谷口智彦

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《2009年6月16日》 赤穂から姫路までは在来線です。出張で在来線に乗る機会って実はあまりありません。車窓に広がる山間の田んぼが妙に日本人心を揺さぶるものです。姫路までいくと、新大阪よりはだいぶ乗りでがあります。帰りは途中下車ありでしたが、車中の仕事もはかどります。それにしても、イーモバイルはストレスがあまりなく新幹線でもつながります。


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