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キャリア・アドバイザーのケース研究
昨日ご紹介した中原淳先生の「羅生門アプローチ」に触れておられるブログでは、いわゆるハーバードビジネススクール的ではないケースメソッドの研究について言及されています。コンセプトは、「対話するためのケース」「問いかけてくるケース」とのことです。

キャリアカウンセラー、キャリアアドバイザーの学習でも、ケースメソッドはポピュラーなやり方です。しかし、アプローチはハーバードビジネススクール的なものとは大きく違います。たまたまこの「2つのケース研究の相違」についての話が先日の慶応SFC研究所キャリア・ラボのスーパービジョンにて、花田光世先生から改めてありましたので、整理してみます。

ハーバードビジネススクール的なケースメソッドは、ある特定の会社をサンプルとして取り上げて、その中に描かれている普遍的なダイナミズムを学ぶことにより、今後の自分の行動や判断の参考にすることが意識されます。また、ケース研究のプロセスを通じて、ロジカルな分析、背景要因の把握などのスキルを高めるとともに、その議論を通じて討議スキルも併せて高めることができるものです。

これに対して、キャリアアドバイザーのケース研究では、ケースの内容を分析することなく、あくまでもそのケースにおける来談者をどう受け止めるか、自分であればどうラポール形成をするか、どう元気に向けた意識変化、行動変容を起こすことができるかといったことを考えます。あくまでも特定の個人との特定の対処方法を考えることからキャリアアドバイザーとしての心得を理解することが大事なのであって、それを普遍化して知識として習得するようなことは求めません。ケース研究によってスキルや技量を磨くというよりも、自分のセンスや感受性を磨くことにより、認識の広がりを目指すものです。こういう場合にはこういうやり方があるんだというフレーム作りはけして目的ではありません。

分析しない、普遍性を求めない、まるで違いますね。

スーパービジョンでは、メンバーが持ち寄った様々なケースを題材にグループ・ディスカッションをします。ある意味、中原淳先生のおっしゃる「対話するためのケース」「問いかけてくるケース」に近いものをちょっと感じます。

《2009年7月7日》 七夕です。都立大にあるキャノンさんの経営層・管理者層専用の研修センターであるキャノン・グローバル・マネジメント・インスティテュートにお邪魔し、同社の経営人材育成のお話を聞きつ、内部見学を。「すごい」を100回くらい連発するような素晴らしさでした。その後、恵比寿のパルテノペ、そして恵比寿横丁へ。恵比寿横丁ではブルーブな人たちと鉢合わせになり、改めて不思議な人の縁を感じたり……。



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【2009/07/07 23:05】 | キャリア~全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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