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3つの夢~資生堂前田社長の経営改革
トライアンフ社の講座で資生堂の方から、ここ最近の経営改革の取り組みと、人材育成戦略についてのお話を聞く機会がありました。かなり大事な示唆をたくさんいただいたので、ちょっと整理します。

現在の前田社長が着任され、いったん会社を壊して作りなおすような激しいレベルの経営改革に取り組む際に、「社長の3つの夢」というのを掲げられたそうです。これが、明確かつシンプルでなかなか素敵です。

①100%お客様志向の会社に生まれ変わること
②大切な経営資源であるブランドを磨き直すこと
③魅力ある人で組織を埋め尽くすこと


この3つの夢を社長が全国行脚をして直接、コミュニケーションをとって浸透させるとともに、具体的に1つずつ夢を実行に移します。その中から、いくつかのアウトプットの例も伺いました。

例えば「①100%お客様志向の会社に生まれ変わること」としては、よくデパートの店舗等にいるビューティ・コンサルタントの評価から売上目標をはずし、お客様対応満足度評価を導入しています。売上が目標なると、本当にお客様が必要ではない商品まで販売しようと勧めてということがどうしても起こります。これを止めて、お客様に対応満足度ハガキを渡し、このフィードバックによる評価をビューティ・コンサルタントの評価に織り込みました。ビューティ・コンサルタントという「最前線」がまずはお客様志向に変わることが大切だという思いが明確です。

また、資生堂には100以上のブランドがあったそうですが、「②大切な経営資源であるブランドを磨き直すこと」の実行として、「メガブランド戦略」を展開し、21の「育成ブランド」に資源を集中するブランド・ポートフォリオ施策をとります。ここから生まれた成功例の一つが「TSUBAKI」ですね。

そして「③魅力ある人で組織を埋め尽くすこと」です。これ、まずは何といっても凄くいいフレーズですね。 

資生堂では求める人材像を「美意識・自立性・変革力」として整理されています。そして、ミドルマネジメントにはこの3つに加え「人を育て組織を動かす力」を求めます。細かくはご紹介しませんが、人を育てるリーダーを育てるための、ミドルマネジメントの育成には特段の力を注いでいます。

最後に前田社長の言葉を引用して終わりますね。

  モノを動かすのでさえ手を添えなければなりません、
  ましてや人を動かすには「心」を添えなければなりません

《2009年7月14日》 たまたま慶応MCCの「キャリアアドバイザー講座アドバンスコース」に昔のメンバーが2人通っているので、今のメンバーも1人連れだって、花田光世先生を囲む会食を広尾のパルテノペにて。いろいろなお話がきけて有意義でしたが、それぞれのメンバーに頑張ってほしいです。

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【2009/07/14 23:49】 | HRM全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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