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図書紹介:『ダイアローグ 対話する組織』中原淳+長岡健著(ダイヤモンド社刊)
今年の人事界のキーワードの1つとして「対話(ダイアローグ)」があげられてもいいと思いますが、中原先生と長岡先生の共著によるその名も「ダイアローグ 対話する組織」です。

本書ではまずは対話の定義を
 ①共有可能なゆるやかなテーマのもとで
 ②聞き手と話し手で担われる
 ③創造的なコミュニケーション論
とざっくりと置いています。

この前提となるのは、コミュニケーションを単なる「情報伝達としてのコミュニケーション」ではなく、「相互理解としてのコミュニケーション」としてみるとららえ方です。

これだと何となくわかったようなわからないようなといった感じですが、「雑談」や「議論」と比較することによって、「対話」についての理解は深まります。

「対話」=<雰囲気:自由なムード>の中での、<話の中身:真剣な話し合い>

「雑談」=<雰囲気:自由なムード>の中での、<話の中身:たわむれのおしゃべり>

「議論」=<雰囲気:緊迫したムード>の中での、<話の中身:真剣な話し合い>


会議などが典型例ですが、「議論」というのは、効率的な合理形成を求めるところがありますが、「対話」はその部分にとっては緩いのでしょう。その緩さが、ある意味では価値の1つです。また、自由なムードは単に緩さだけではなく、合理的具体的直接的な進行だけではなく、より情緒的、感情的な要素を求めます。「対話」を論ずるときに「物語」がツールとして有効だとされるゆえんでもあります。

「対話」がブームになるということは、「対話」的なものが欠乏していると考える人が多いからに他ならないでしょう。ここには単にコミュニケーション不足というもの以上の何かがあると思います。まじめに何かを考える、まじめに何かに取り組む、ということは絶対に大事なことです。そして、これらに能動的に取り組みつつ、これらをちゃんと楽しむという感覚が大切だと感じています。これは「雑談」でも「議論」でも実現することは難しいでしょう。自分の過去を振り返っても、いい「対話」をしていたなという人たちとは、今でも良い付き合いが続いています。

先日の慶応MCCの「ラーニングイノベーション論」では、この著者お2人のセッションが楽しめました。毎週毎週、本当に贅沢なカリキュラムです。

ダイアローグ 対話する組織ダイアローグ 対話する組織
(2009/02/27)
中原 淳長岡 健

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《2009年8月2日》 なんか半端な天気です。ブックオフに持ち込もうと段ボール2つほど本を出したのですが、雨が降ったので来週回しにしました。こうやって仕事は溜まっていきます。


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