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GCDFヘルピング~ヘルピング備忘録③
土曜日にGCDFのヘルピングの授業でクラス・クライアント役をやった際に、クラスで出ていた話を備忘録として残しておきます。もっとちゃんとメモとればよかった。

《「知る」と「わかる」の大きな違い》
「知る」はある意味では、支配しようとする行為。知ったことによって何かをしようということが前提にある。だから「知りたがり屋」は一般的に警戒される。
これに対してGCDFは「わかる」ことを大事にする。「わかる」というのは「変わる」こと。GCDFはクライアントが言ったことに対して、わかったことを伝える。既にこの時点でGCDFは変化している。
「質問」という行為は「知ろう」とするための行為に他ならない。それでも、あなたはGCDFとして質問を続けるだろうか。
大事な人には、あなたは自分のことを「知って欲しい」と思うだろうか。それとも「わかって欲しい」と思うだろうか。

《間違ってしまった場合は》
例えば、契約社員というべきところを派遣社員といってしまった。気づいたら、まずきちんと詫びて訂正する、それでいい。誰でも間違うことはある。最もいけないのはそれをしらばっくれて進めること。間違ったことを素直に謝って訂正するという行為は、GCDFへの信頼感をどちらかというと高める。しらばくれるような人には、普通、誰も相談などしたくはないもの。

《キャリアカウンセラーの××です、と名乗るのは…》
ヘルピングの冒頭、当然まずはカウンセラーから名乗る。「キャリアカウンセラーの××です」「GCDFの××です」、実はこういった肩書きをつける名乗り方はNG。クライアントはキャリアカウンセラーのもとに相談をしにきているのだから、相手がキャリアカウンセラーだということは知っている。なのになぜ名乗ろうとするのか。
「キャリアカウンセラーの××です」と名乗ること自体に「上から目線」を感じるクライアントもいる。どこかでGCDFが優位に立とうと無意識に思っているのかもしれない。またその理由は、自信がないため「キャリアカウンセラー」と名乗って、立場を強化しようという無意識の心理が働いている、なんてことかもしれない。
「キャリアカウンセラー」と名乗らないことによる明確なプラスはあまりないかもしれないが、名乗らないことによるマイナスは何もない。言わないことによって、いろいろなことを阻害する可能性は摘める。であれば、名乗らない方が得策だ、ということになる。

《質問をするということ》
例えば街中で「道を尋ねる」質問は誰しもしたことがあるし。受けたこともあるだろう。相手が教えてくれたらどうするか。人として当然のことだが御礼の気持ちを伝えるはずだ。GCDFが質問をしたとする。あなたはきちんと御礼の気持ちを伝えているだろうか。御礼の気持ちを伝えもせずに、さらに次の質問をしたりするのは最悪。
それでは、どのように御礼の気持ちを伝えるのがよいのか。もちろん「ありがとうございました」もありだろうが、クライアントが何についてどうだといったのか、GCDFがわかったことを伝えてくれることがクライアントにとっては一番だ。質問に対して一生懸命クライアントは答える。それをどうわかったのかを伝えるのは質問者としての最低の礼儀だともいえる。

《全体を見据えて進めようとはしない》
関係構築のフェーズでは、間違っても全体像を見据えてセッションを進めようなんてことは考えないことだ。クライアントが今いったことについて、「何について」(対象)「どうだ」(感情)といったとGCDFは理解したのか、それをきちんと返す。常に目の前にいる相談にきたクライアントを忘れずに、その時その時のクライアントのいったことに着目する。どう全体を構成して進めようなんてまだ考えない。きちんと「何についてどうだ」についてわかったことを返していると、クライアントが自然にセッションは進めてくれる。とにかく「どうわかったか」を戻すことに集中する。つまり、クライアントをわかろうとすることに自らを集中する。質問なんかしている余裕はないはずだ。

《堂々巡りになるのは》
ヘルピングの関係構築の段階から、堂々巡りに話がなって進まずに苦しむGCDFも多い。そんなことに陥るのは、GCDFがクライアントがいっていることを鸚鵡返しのように、クライアントの言葉をそのまま使って返すことをただ続けている場合に多い。
GCDFはクライアントよりもほんの少しだけ前に進もうとする感覚が大切。クライアントが何かいう(ある方向に一歩踏み出す)。それに対してGCDFがクライアントの言葉をそのまま使って戻した場合、GCDFはクライアントの真横にぺったりと寄りつく感じになる。クライアントはまた次に進む方向を考えて自分の力で踏み出さなければならなくなる。これはクライアントにもかなり体力を求める話だ。そうではなく、GCDFはクライアントに寄り添いながらもほんの数センチでいいので前に踏み出すような戻しをする。クライアントが「何についてどうだ」といっているのかGCDFがわかったことを戻すということをきちんとやればこれはできる。そうするとクライアントはその流れの中でストレスなく話を続けることができる。そんな流れができれば、堂々巡りに陥ることはない。
GCDFが苦し紛れに質問をするのは、こんな堂々巡りに耐えられなくなった時であることも多い。

《クライアントのいったことを切り刻むな》
まだ慣れないGCDFはクライアントがいったことを分解して理解しようとする傾向がある。日常のビジネスでは分解思考はもちろん大切だ。ヘルピングでも有効に使える可能性はあるが、それは問題解決のフェーズの話であり、関係構築のフェーズでの話ではけしてない。なのに関係構築フェーズから、それも下手をすると最初の1フレーズ目から、クライアントのいったことを分解して切り刻んでしまう。これではなかなかクライアントは深く話してみようという気持ちに入れない。
クライアントにとっては、GCDFがわかってくれたことが大切なわけではない。まずは、わかろうとしてくれていると感じられるかが大切なのだ。そう感じたら、クライアントは話を続けることができる。クライアントは敏感だ。このGCDFが自分のいったことを切り刻もうとしているのか、カウンセラーが聞きたいことを質問しようとしているのか、それともクライアントのことをわかろうとしているのか。クライアントには伝わるものである。

《ロールプレイング振り返りシート》 
ロープレが終わったら、振り返りシートを記入する。協会のシートは設問A「ロールプレイングの中で、クライアントは話たいことを話せていたでしょうか?」から始まる。シートに記入した結果を、GCDF⇒オブザーバー⇒クライアントの順に発表してすり合わせをする。ここでGCDF役が意識すべきこと。シートの記入結果が良いことが大事ではない、クライアントとGCDFの記入結果が一致することが大事だ。つまり、GCDFがクライアントの変化をしっかりと見ることができて、気づくことができているか、ということだ。

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6月28日 GCDFヘルピング~ヘルピング備忘録①
6月29日 GCDFヘルピング~ヘルピング備忘録②
7月25日 GCDFヘルピングにおける沈黙のワナ

《2009年8月17日》 今日はわが人事に新人が入社。ありがたいことです。さっそく歓迎会で。


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