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パラダイム・シフトとオフィス・レイアウト
木曜日は慶応MCC「ラーニング・イノベーション論」の課外企画「ラーニング・ピクニック」で日本コムシスさんに訪問、フリーアドレスを取り入れたインテリジェンス・オフィスを見学させていただきました。ここのところコクヨさんのモデル・オフィスも2回見させていただいておりますが、オフィス改善は人事としての大切な裏テーマです。

さて、見学後に伺った東京工業大学の妹尾先生のお話からです。

仕事のタイプが「定型型」から「非定型型」に変わり、ビジネス世界自体が「情報処理型」から「知識創造型」に大きくパラダイム・シフトしているにも関わらず、オフィスが旧態依然の企業があまりにも多いとのご指摘です。

ビジネス世界が「情報処理型」から「知識創造型」に大きくパラダイム・シフトしたことにより、競争の軸は明らかに「効率性」から「創造性」へと変化しました。つまり、「同じことを他社よりもうまくやること」ではなく、「他社とは違うことをやる」ことができなければ競争優位は保てなくなっています。その背景には、技術革新のスピードアップ、キャッチアップ経済の終焉、グローバル化の進行、モノあまりの時代、消費者主導型マーケットへの変容、価値観の多様化などの事象があります。

「効率性」が重視されるパラダイムでは、企業の焦点は「情報処理」「問題解決」にあり、キーワードとしては、品質、コスト、便利さ、定型、与えられたことをいかに効率的に処理するか、といった言葉が並びます。

これに対して、「独創性」が重視される新しいパラダイムでは、企業の焦点は「知識創造」「問題発見」に移り、キーワードとしては、デザイン、ソリューション、感動性、非定型、新しい価値をいかに発見して創り出すか、といった言葉に塗り替えられます。

これだけ大きなパラダイムのシフトに直面しながら、いまだにほとんどの企業のオフィスは「情報処理型」に適した旧態依然の状態です。ピラミッド型組織と、対向島型&部署固定式のレイアウトは、定型業務を効率的に進めることが求められる「情報処理型」のパラダイムにあっては実に合目的的だったわけですが、それがまだ続いているというわけです。

しかし、これに気付いた企業は既に取り組みを開始しています。

ただし、やったことの効果測定が極めて難しい分野だと思いますが、日本コムシスさんを見学させていただいた限りでは、職種にもよるのでしょうが、間違いなく効果は出ると確信しました。

《2009年8月22日》 日中は六本木アカデミーヒルズにてキャリアラボのスーパービジョン。後日、整理します。それからイクスピアリで「アマルフィ」を観ました。面白かったですが、あの内容に「アマルフィ」というタイトルをつけるなんて、さすがフジテレビですね。「天使と悪魔」同様にローマのプロモーション映画みたいな感じです。


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