学びほぐし
東京大学の中原先生や産能大学の長岡先生がよく「学びほぐし」という言葉を使います。個人的にはなかなか「ほっとする」いい言葉だと感じます。何となく「やまとことば」の醍醐味を感じる言葉です。

もともとヘレンケラーが使用した「unlearning」という英語を哲学者の鶴見俊輔さんがこう翻訳したのがこの言葉の始めのようです。英語を知らない者からみると「unlearning」の反対は「学ばないこと」じゃないかという気がしますが、そうではなくある種の批判的思考による「学習棄却」こそが「unlearning」なのです。

人はどうしても知らず知らずのうちに型にはまってしまう傾向があります。同質的組織、仲間内でのハッピーな生活を続けていると、すべてが当たり前のことになっていき、新鮮な疑問を感じない生活が続く……、でもちょっと違う視点から見ればいろいろと違う見方もできるのです。そこから多くの学びもあるはずです。自分自身をある種の批判的な目線で省察して、凝り固まった思考様式・行動様式をそれこそ「ほぐして」いく、そんなことが「学びほぐし」なんだと感じています。そして、自分にもとても必要な思考様式・行動様式です。

産能大の「イブニング・ダイアローグ」で長岡先生は、「職場でも研修でもない、自己啓発とも違う、《学びほぐし》のための《サードプレイス》」の大切さを話されていました。

《サードプレイス》といえばスターバックスを思い出します。
スターバックスでは、店舗をお客様にとっての「サードプレイス」と位置付け、「ファーストプレイス」である「家庭」、「セカンドプレイス」である「学校や職場」の間にある場所として、日常から少し離れたこの「サードプレイス」でお客様に元気になってもらうことを目指しているといいます。店舗は、単にコーヒーを売る場所ではなく、お客様の心を満たすために、心に活力と栄養を与える場である位置づけ直しているわけです。

慶応MCCのラーニングイノベーション論なんかは、私にとってはまさに「《学びほぐし》のための《サードプレイス》」でした。キャリアラボのスーパービジョンもそうですし、大半の「実践コミュニティ」もそうです。これだけやってもなかなか簡単にはほぐれないのは、肩こりと同様に私の思考様式・行動様式も相当に凝り固まっているようです。

でも、最近、少しずつですが見えてきた気もします。

《過去の関連ブログ》
2008年5月20日 スターバックスコーヒーの魅力と強さ
2008年1月14日 「実践コミュニティ」ってご存知ですか

《2009年9月8日》 本日は午後から食品シェアード・サービス連絡会、大変に感動するお話もいただけました。それからお急ぎで木場に行き、日本のHRM実業を担う32名が船出をしました。2時間半後には酔っ払って戻ってきましたが、思いはさらに高まっているはずです。


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