勉強や楽しみをほどほど……って?
11日(金)に参加したLearning Bar《みんなで「イマドキ大学生」を考える!? ~「ゆとり教育世代い」のラベリングを超えて~》からの続きです。

冒頭で溝上先生から「大学生活の重点」を確認するデータとして、全国大学生活協同組合連合会による「学生の消費生活に関する実態調査」からのデータの提示がありました。実は経年的に大学生の活動をみているデータってあまりなく、私たちがキャリアデザイン学会等を目指して行った研究でもそれで結構難渋したのですが、おそらくこの生協の調査を超えるものはないのではないかと思います。でも、これって販売されているのですが非常に高価であり、確か10,000円で毎年販売されています。仕方がないので以前に1回だけは買いましたけど。

この調査では、大学生活のパターンをいくつかに類型化しています。「豊かな人間関係」「勉学第一」「勉強や楽しみをほどほど」「趣味第一」「クラブ・サークル第一」といった感じです。

長いこと首位に君臨していた「豊かな人間関係」は、1997年に「勉学第一」に首位の座を譲り渡しています。そこまで古い統計はありませんが、たぶん私が学生時代を送った頃にもこの調査をやっていれば「豊かな人間関係」が一番だったのではないかと思います。その意味では、歴史的な変化かもしれません。

そして、2008年にはまた首位が交代しました。「勉学第一」代わって首位にたったのは、「勉強や楽しみをほどほど」です。

この「勉強や楽しみをほどほど」ってどういうイメージなのでしょうか。
「ほどほど」というくらいですから、勉強も人間関係も趣味も欲張って何でもガンガンやるという学生像ではないわけで、授業は真面目に出て言われた勉強はやるけど、自主的に勉強を深めたり、本を読んだりはあまりしない、友達ともほどほどには遊ぶが何かにつけて深入りはしないというような、ネガティブなイメージがどうしても浮かんできます。うーん。

これに関して溝上先生が面白いデータをさらに提示されました。
大学1年生2720名にとった調査ですが、大学生としての勉強の時間を「大学における授業や実験に費やす時間」と、「宿題や自主的な勉強に費やす時間」の2つに分けて、1週間の時間の使い方を調べたデータです。

「大学における授業や実験に費やす時間」は、やはり多いです。
週に16時間以上が66.9%、20時間以上をとっても49.1%と約半数です。相当なコマ数の授業にきちんと出ていることが伺い知れます。

これに対して「宿題や自主的な勉強に費やす時間」の方はかなりさびしい数字です。
16時間以上と答えた学生が15.1%はいる反面、5時間以下と回答した学生が58.8%にも上ります。本来は大学教育においては、授業を受けたのであればそれに伴う授業外学習は2倍は必要なのものなのだそうです。しかし、このデータにおいてはこの関係は全く成り立っていません。ただ授業に出ているわけです。

授業にはよく出てくるけれども、授業外では全然勉強をしていない、こんな学生がマジョリテイであるということのようです。これをどう考えるかです。
もちろん、全員がそうではないこともよく認識しておかなければなりませんが。

《2009年9月13日》 ちょっと暑さが戻りましたがそれでも完全に秋の感じです。今年は猛暑!って感じのがなかったですね。夏といえばミニストップのハロハロですね。シーズン物なのでもう少しで終了するらしいです。なかなか素晴らしい商品ですね、これ。


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