スーパー大学生は就職活動に強いわけではない?
なかなか話が進みません、11日のLearning Bar《みんなで「イマドキ大学生」を考える!? ~「ゆとり教育世代い」のラベリングを超えて~》からの続きです。

溝上先生の所属する京都大学高等教育研究センターと電通育英会が主催して、「大学生のキャリア意識調査2007」という調査を実施しています。

この結果を用いて、溝上先生は大学生の過ごし方からみた学生のタイプ分類をしました。

タイプ分類に際しては、大学生活の以下の過ごし方の軽重でみています。
 ①授業外の学習・読書
 ②インターネット・ゲーム・マンガ
 ③友人・クラブサークル

ここから4つのタイプを導き出します。

タイプⅠ 低い…①授業外の学習・読書
     高い…②インターネット・ゲーム・マンガ
     低い…③友人・クラブサークル

タイプⅡ 低い…①授業外の学習・読書
     低い…②インターネット・ゲーム・マンガ
     低い…③友人・クラブサークル

タイプⅢ 高い…①授業外の学習・読書
     高い…②インターネット・ゲーム・マンガ
     高い…③友人・クラブサークル

タイプⅣ 低い…①授業外の学習・読書
     低い…②インターネット・ゲーム・マンガ
     高い…③友人・クラブサークル

タイプⅢはある意味ではスーパー大学生ですね。どんなところにこのような学生はいるのでしょうか。

まず、入試難易度(偏差値)でみてみたデータがあります。
偏差値で40~49、50~59、60-64、65以上の4区分で分析していますが、一番タイプⅢが多いのは60-64(32.8%、ちならみ65以上は28.9%)。単純に偏差値と比例するものでもないようです。また40~49の層にもそれほど遜色のない数(23.3%)がいます。比較的に顕著に分布しているといえるのは、タイプⅠ・タイプⅡでは40~49、タイプⅣでは65以上に、といった感じです。

男女差でみると、タイプⅢは男子29.1%に対して女子は24.9%と男子に多くみられます。実は女子はタイプⅠもタイプⅡも男子よりも少なく、タイプⅣのみが男子の1.5倍以上と顕著に多く分布しています。何となくわかるような気もしますね。

さらには学年でみてみると、ダイブⅢは1年生の24.5%から3年生の29.6%と若干ですが着実に学年とともに増加しているようです。学年とともに減少するのはタイプⅡです。これはいい傾向とみるのでしょうか。ただし、この手の調査の場合、経年差なのか世代差なのかがわかりません。ひょっとするとわずかに2年間ですが、世代差の要素が大きい可能性もあります。

ここまでは属性についてのみみてきましたが、溝上先生はこのタイプを充実感、将来展望、学習動機、など様々な要素と掛け合わせて分析をされています。

そしてこの調査の追跡調査として、彼らの就職活動の成功度(第1志望から内定をとれたか)をみたデータがあります。これは企業人事の採用担当者的には興味がありますよね。

第1志望から内定がとれれば良い就職活動なのかというそもそも論は置いておくとして、結果をみるとけしてタイプⅢが成功していないんですね。一番、良い成果を残したのはタイプⅣです。一番つらい結果となっているのは、タイプⅠです。これをどう分析するのか。

私はタイプⅣが第一志望を勝ち取る率が高いのはなんとなくわかる気がします。
まずは、この手の人材は今の企業の中間管理職好みの人材です。面接官が無難に「○マイナス」をつけやすい。あと、妙な悩みなく就職活動に邁進するタイプでしょう。就職活動の中での紆余曲折が少ないタイプなのではないかと感じます。と、勝手なことをいっていますが、実際はどうなんでしょうね。

《2009年9月14日》 昔から一番苦手な仕事の1つに「l旅費精算」があります。どうしてもあっという間に数カ月分、たまってしまいます。今は4半期決算になったので、まずいことです。


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