図書紹介:『32歳になったら上司と部下を使い倒すことを覚えなさい!!』真田茂人著(クロスメディア・パブリッシング刊)
昨日のワールドカフェのワークショップは、株式会社レアリゼの真田社長の出版記念講演に付随したものでした。いい組み合わせの企画ですね。ということで今日はその本の紹介です。

最近とてもはやりの「年齢本」です。

ただ、著者としてはなかなか好きになれないタイトルだと話されていました。そもそも「人は強制的に動かすことはできない」というのが同社の研修のコンセプトであり、それには確かに相反するタイトルです。表紙デザインもけばけばしく好きではない…などと著者である社長は語られていました。

どうも、商業出版の本については、ある意味ではその作品は、著者の作品という以上に編集者の作品であり、著者は編集者が作りたいものを作るお手伝いをする役割だとも語られていました。確かにある種のビジネス書をみると、それはとても感じます。できる編集者は売れる方程式を持っているのでしょうね。おそらく著者の思いが前面に出たタイトルやデザインだと、売上結果は惨憺たるものになることが多いのでしょう。

年齢本にしても「32歳」というのは半端で珍しいです。32歳というのは大学卒業後10年目、ビジネスパーソンとしては一通り一人前になった時点を指します。そんな時に本当に仕事を楽しめているかを問います。

本書では前半は対上司、後半は対部下の構成になっています。

「使い倒す」というのはとてもキャッチー過ぎて逆に誤解を得やすい表現ですが、「上司や部下から役に立ちたい、協力したいと思ってもらえること」を目指しています。もっといえば「使い倒して欲しいと上司や部下が自然と思う」ことを目指しています。

何かを変革しようと思った時には、上も下も上手に巻き込んでいく必要があります。周囲が自ら協力したいという状態にさせないと真の変革リーダーにはなれませんね。誰もついてこなければ、すぐれたアイデアを持っていたとしても、人は1人では何もできません。

さて、このポイントは2つです。

それは、「思考を変える」ことと「行動を変える」ことです。

よくいわれることですが、自分と現在は変えられるが、他人・環境・過去は変えられません。しかし、他人は変えることはできませんが、他人に影響を与えることはできるわけです。他人によりよい影響をあえれば、相手を巻き込むこともできます。そのために、自分の思考と行動を変えて、よりよい影響を与えていこうとするアプローチです。

他人を変えようとする外的コントロールに根差した「ボスマネジメント」から、他人は変えることができないとする内的コントロールをベースとした「リードマネジメント」への転換の大切さはよく認識できます。

ヒューマンスキルをOSとアプリケーションに分けて考えようというのも面白い話でした。

アプリというのは、いろいろな手法・ツールです。「コーチング」なんかがまさにそうですし、今回活用した「ワールドカフェ」なんかもそうです。アプリがうまく使えない場合は、実はOSがバージョンアップされていないケースが多いとの指摘がありました。

OSは人間観そのものです。外的コントロールに根差した古いOSのままで人を操る道具として「コーチング」を使ってもうまくいくわけがありません。いうまでもなく、内的コントロールに根差した新たなOSへのバージョンアップがあってこそ、これらのアプリは活きてきます。

32歳になったら上司と部下を使い倒すことを覚えなさい!!32歳になったら上司と部下を使い倒すことを覚えなさい!!
(2009/11/13)
真田 茂人

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《2009年11月24日》 京セラドームにて毎コミ主催の採用イベント。ものすごい学生の入りで、今年の就職戦線の厳しさが改めて伝わってきます。こちらも真剣に向き合わなければなりません。夕方からは、南海電鉄さんに赴き、労働基準法改正への対応に関する情報交換会。多くの企業の担当者が集まり、結局は時計の針が翌日をつげても情報交換は続くのでした。


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