図書紹介:『35歳からの生きかたの教科書』小倉 広著(アスコム刊)
フェイスホールディングスの小倉社長の最新書です。私が今いる会社ではフェイスグループにリーダー絡みの研修をかねてからお願いしており、太いお付き合いがあります。魅力的なメンバーが大勢いる素晴らしい会社だと思っています。綺麗ごとだけでは終わらせない、現場感覚を強く意識したカリキュラムとファシリテーションは魅力的です。

本書は最近はやりの年齢本です。みずからも苦しい時期であった30代半ばを既に生き抜いてきた小倉社長から、まさに苦しみの真っ只中にいる若きリーダーたちへのメッセージが詰められています。明治大学の野田先生らはミドルを「多重債務者」と呼びましたが、まさにそんな立場で必死に頑張っている人たちがエールを送る対象です。

仕事、恋人、家族、すべての問題は1つ、それは自分自身の生き方であり、自分自身の生き方に「軸」があれば、揺るぐこともないし、心穏やかに入れる、これが本書の基本主張です。「生き方」と大きく出られると、まず何をやればいいのかがちょっとわからなくなるものです。そこで本書では小倉社長自身の経験から整理した、35歳でぶつかっている「7つの壁」を整理し、この7つの悩みにどう立ち向かっていくか(すなわち、それが生き方そのもの)をそれぞれ10、合計70のポイントに分けて説明をされています。

「7つの壁」とは、以下のとおりです。

1.心配事が頭から離れない
2.最初の一歩が踏み出せない
3.決めたことが継続できない
4.夢や目標が見つからない
5.他人の評価が気になる
6.相手が思うように動かない
7.人間関係がうまくいかない

それぞれに10個ずつの立ち向かい方が書かれています。おのおの2つずつ、見出しを抽出してみましょう。

1.心配事が頭から離れない
   -本当に悩む価値があるのは、たった5%
   -「三振しませんように」と祈ると必ず三振する
2.最初の一歩が踏み出せない
   -高いハードルは自分に負け癖をつけるだけ
   -「後でやろう」は実現しない
3.決めたことが継続できない
   -継続している人は100%を目指さない
   -最後のひと頑張りをしてから、休憩にしよう
4.夢や目標が見つからない
   -幸運は、目の前のことに集中した人にだけ訪れる
   -君の手帳に書いていることを実行するだけで、君の夢は実現するだろうか
5.他人の評価が気になる
   -自尊心が足りないと他人に人生を支配されてしまう
   -君が失敗したことななんて、みんなとっくに忘れているさ
6.相手が思うように動かない
   -変わらなければならないのは相手ではなく僕だった
   -相手が大切にしていることを大切にする
7.人間関係がうまくいかない
   -相手が間違っていると声高に叫んではいけない
   -小さな約束をおろそかにしない

全体に貫かれているのは「弱くていいじゃん、失敗してもいいよ」という救いのメッセージです。あとになれば、「失敗」も「経験」に必ず昇華されます。しかし「失敗」のさなかにいる若きリーダーは、ただただ失敗に打ちひしがれ、そんなことを感じている余裕などありません。合理的に理詰めで解決しようとするのではなく、ちょっと自分の生き方を変えてみることにより、問題は自分から解決していくものなのです。

35歳からの生きかたの教科書35歳からの生きかたの教科書
(2009/10/28)
小倉 広

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《2009年11月28日》 書留の配達時に不在だったので、郵便局に取りに行きました。妙に並んでいると思うと、先頭で若い男性が郵便局員に激怒しています。私も不誠実な店員等には時折やってしまうのですが、まわりからみるとあまり格好よくはないことに気付きます。でも、その時は真剣だから無理もないんですが…。


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