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キャリアデザイン学会第3回研究会から
先週の数曜日の夜に仕事終了後、市ヶ谷の法政大学まで赴き、キャリアデザイン学会の研究会に参加してきました。昨年の年次総会には参加しましたが、研究会は初めてです。結構な人数が集まっていましたが、企業関係者はやや少な目でしょうか。それにしても、最近の都心の大学はどこも高層ビルですね。法政のキャンパスも凄いです。

今回は「キャリア選択と学生のアルバイト行動~アルバイトからみる新しい視座を求めて~」と題する諏訪康雄教授(法政大学社会学部)の講演でした。昨年は私も大学生の社会人基礎力向上に関して素人研究を仲間と一緒にしていたので、いろいろと諏訪先生の研究内容は存知あげていましたが、とてもいいお話でした。

大学に入る際に求められる能力と、大学を出て企業に入る時(社会に出る時)に求められる能力のギャップ。そして、本来は社会人基礎力をつけることが大学の重要な課題であるにも関わらず、そのギャップを大学の専門教育が埋め切れていない現状。そんな正課教育に替わって、社会人基礎力を身につける場としての「課外活動」の重要性の指摘、いずれも同感です。しかし、実は「課外活動」への参加も鈍っています。ボランティアに励む学生は極めて少数派であり、インターンシップも多くの企業でワンデー化が進み「課外活動」にはならないレベルに低下し、部活・サークルも参加率の減少が続く、そんな中で唯一の期待の星といってもいいのが、学生の多くが今も取り組んでいる「課外活動」であるアルバイトということになります。
学生がアルバイトから学ぶ内容としては、①社会や職場の常識、②勤務する際の姿勢、③業務上の処理能力、④コミュニケーション能力他の社会人基礎力、と整理されていますが、これはなかなか凄い内容です。ただし、ほとんどの学生にとってアルバイトをする目的は「お金」ですので、アルバイトを成長の場として位置づけ、動機づけ、意味づけてあげることが大切になります。どう意味づけができるかどうかで、時間を投資してお金を得るだけの経験となるか、その結果として成長まで得られるかがだいぶ変わってくるように思います。何をしても同じですが、やはり「意味づけ」の重要性は高いですね。

終了後のディスカッションの中では、やはり漫然とアルバイトをするのではなく、アルバイト経験からの気づき、アルバイト経験の意味づけの部分で大学が寄与する余地があるという話が出ていました。一年生前期の必修授業でアルバイト基礎講座を受講させ、後期には単位制でアルバイトをさせるとか、アルバイトの管轄を学生部からキャリアセンターに移すとか……。確かに、少なくとも採用目的みえみえのワンデー・インターンシップよりは、よっぽどアルバイトの方が得るものが多いですね。

ただ、諏訪先生の話の中で、アルバイト以外にも「参加型授業」でも学生は明確に変わるというデータのご説明がありました。「参加型授業」というのは100名単位の大教室で聴講するタイプの授業ではなく、少人数で討議や実習を伴うタイプの授業です。たまたま、昨日がゼミのOB会だったのでなおさら感じたところもありますが、このあたりにこれからの大学教育の有り様があるように感じます。ということで、今年の仲間との素人研究のテーマは「ゼミは大学生の成長に寄与する」って感じです。

終了後は、お声がけをいただき、先生方と飲みに行きました。幾つになっても、勉強することって一杯ありますねぇ。



今日はそこそこ良い天気だったにも関わらず、ちょっと近所に出た以外は自宅で仕事です。ここのところ出張続きで何かを落ち着いて整理して考える時間がとれず、こんなことになってしまいました。

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【2008/01/20 21:15】 | キャリア~学生・就職・採用 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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