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せっかく危機があったのに~Learning Barより
書きとめておきたいことがまだあるで、しつこいですがLearning Barでの金井先生のお話からです。それにしても人事関係者が200名も集まって1つのテーマで対話をする、そしてその200名が場を離れて省察するLearning Barというのは、すごい仕組みです。

で、今日は「せっかく危機があったのに」という話です。なかなか金井先生も大胆なことをおっしゃります。

ある意味、「危機」はどう使うか(活用するか)という問題です。

Learning Barで渡辺さんがお話された三井物産のケースでは「危機」をきっかけに、「良い仕事とは」というという問いかけを通じて、着実に企業変革を推進されました。評価制度的にも、成果重点の目線から、プロセス重視の目線に一大転換を図り、成果はしっかりとしたプロセスの結果として必ずついてくるものだ、すなわち「良い仕事」をすればその延長上に業績があるとの発想を貫くことにされているようです。

「危機」を契機に組織文化まで変えたわけです(ただし「良い仕事」以降の若手に、収益に対する執着心が乏しくなるという副作用が出ている、という正直なお話にはとても好感を持ちました。これは注意しなければならない点です。同社の場合、しっかりとした「認識」がありますからきっと何かの方法で克服されることと思います)。

これは「せっかく」の「危機」を上手に使って大きく変えた好例ですね。外圧を活用して改革を行ってきた日本の政治のやり方もこれに近いところがあります。しかし、それができずに時間とともに「危機」の時に感じた様々なことを「風化」させてしまい、数年後にまた同じような「危機」を招いている組織、じり貧にじり貧を重ねている組織、そんな組織が実は大半ではないでしょうか。

また、「ゆるやかで持続的な危機」にさらされているという難しいパターンがあります。すぐに
手をうたなくても業績は傾きませんが、「ゆるやかな危機」をしっかりと「危機」ととらえて改革に着手しないと、典型的な「ゆでガエル」企業になりかねません。

《2009年12月8日》 法政大学の諏訪先生が中心となったキャリアの勉強会に参加。初回は出席できなかったので、初参加です。ここのところ人事の世界にどっぷりだったので、キャリアを深める会はちょっと新鮮です。テーマはキャリア劣化について。なかなか奥深いテーマです。あと、慶応MCCの卒業生向けメルマガ「てらごや」に「私的リフレクション2009」なるとても私的な文を書かせていただきました。本日配信されてきましたが、やっぱり恥ずかしい。


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【2009/12/08 23:30】 | HRM全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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