図書紹介:『「勝ち組企業」の就業規則』下田直人著(PHPビジネス新書)
就業規則は何となく空気のようなもので、普通の社員は日常的に意識はしません。

しかし、人事労務においては会社の憲法のようなものですから、人事担当としては常に意識が必要です。とはいっても、歴史のある企業では、すでに吟味されつくした高いレベルの就業規則が存在しており、そのような企業で人事の仕事をしていると就業規則は「既にあるもの」といった意識になってしまいますが、多くの中小企業では就業規則とはまだまだ会社の進化に適応させて「進化させるべきもの」です。当社もまだまだその必要があるレベルの就業規則を持っています。

本書はそんな企業にいる人が、まず読んでみるのに非常に適しています。

会社を作り、10名以上の常用雇用者を使用するようになると就業規則を作成し、労働基準監督署に届け出る義務が生じます。多くはこの時点で、書籍やネット、もしくは社労士事務所などから提供されるひな形を使用して体裁を整えます。法律違反にならないためにも大切なことです。ただし、就業規則をそのようなミニマムの目的でつくるのではなく、会社を発展させていくための価値を生み出すための就業規則作りをする意識をもつことは大切です。

本書の訴える価値を生み出すポイントは以下の3つです。

①問題従業員から会社を守るリスク管理
②従業員に安心感を与えることで、長期的に働いてもらったり、いい従業員を採用しやすくすること
③従業員のモチベーションアップ

この観点から、就業規則は3つのレベル段階に区分されます。

レベル1:危険度120%の就業規則……ひな形のほとんど丸写し。ない方がましとまではいえないものの、人事担当者の怠慢ですね。
レベル2:リスク管理完全対応就業規則……トラブルの予防、トラブルが発生したときの解決の手段として使える。まずはこのレベルをクリアすることが大切。
レベル3:「安心」と「やる気」完全バックアップ型就業規則……従業員の「安心」を満たし、「やる気」に火をつけるレベルであり、最終目標とするべきレベル。

どうでしょうか。結構、多くの企業がレベル1.5程度なのではないでしょうか。

「勝ち組企業」の就業規則 (PHPビジネス新書)「勝ち組企業」の就業規則 (PHPビジネス新書)
(2008/01/19)
下田 直人

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《2009年12月13日》 研修に参加して伊豆天城に来ています。携帯つながりません。でも、得られるもの多数です。機会をいただけたことを感謝しています。


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