デイリーハッスル型のストレッサー
先週の話になりますが、社内でメンタルヘルスのセルフケア研修を実施しました。

生涯を通じてうつ病になる人が15名に1名、今この瞬間に100万人が治療中、これが日本の実態です。以前は病院の外来で会ったようなレベルの人が、企業内でまだ必死に働いているのに遭遇することもある、なんていうコメントも先生からはいただきました。

研修の中でなるほどと感じた話を1つ整理しておきます。

セルフケア研修ですので、流れはストレスの話になります。そしてストレッサーの話になります(念のためにですが、ストレッサーとは人間の身体や精神に影響を与える外部環境からの刺激のことです)。

ストレスと精神疾患の関係については、アメリカの心理学者ホームズとレイの研究が有名ですね。「ホームズ(レイ)の社会適応尺度表」はいろいろな書籍でも引用されています。43のライフイベントについて、それぞれが何点くらいのストレスであるかを調査したもので、1年以上にわたって合計で200~300点の負荷が続くと、半数以上の人が心身に何らかの問題を生じるといわれています。ちなみにこの調査のコントロールとしているのは「結婚」であり、「結婚」を50としてその相対的な比較でポイントをつけているそうです。

ちなみに代表的なものは以下のとおりですが、アメリカの調査であることと、既にかなり時期がたってしまっていることもあり、やや納得感が持てないものもありますよね。そうそう、大事なこととしてプラスのライフイベントもストレスになるのです。結婚なんかが代表例ですね。

  100 配偶者の死
   73 離婚
   65 夫婦別居生活
   63 肉親の死
   53 けがや病気
   50 結婚
   47 解雇
   45 退職
   44 家族の病気
   40 妊娠
   37 親友の死
   36 転職
   29 仕事上の責任の変化
   29 息子や娘が家を離れる
   28 個人的な輝かしい成功
   26 妻の就職や離職
   26 就学・卒業・退学
   23 上司とのトラブル

最近ではライフイベント型ではないストレッサーが問題となっているそうです。名づけて「デイリーハッスル型」。日々の些細なできごとがストレッサーなわけです。例えば、仕事上のトラブル、人間関係のトラブル、家族生活のトラブル、大きなイベントではなく1つ1つは些細なものです。こういった「デイリーハッスル型」のストレッサーが常態化・蓄積したところに、「ライフイベント型」のストレスが発生すると、これはもうきついです。

この考え方、なんとなく説得力があります。企業のメンタルヘルス対策に対しても大きな示唆があります。

《2009年12月22日》忘年会。さすがに今日の街は賑わっていましたね。 


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