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今ここで~キャリアアドバイザーと人事の視点
少し昨日の続きで考えてみます。

スーパービジョンの中で慶應義塾大学の花田先生は、キャリアアドバイザーと人事の時間的な視点の違いについて言及されていました。

人事の役割は、中長期的にわたったの組織活性化に寄与することです。人事の視点、組織の視点、教育の視点、これらは、例えば「3年後に強い組織を創る」、そのために今年は何の投資をするか、どんな制度を検討するかといったある種マクロ的な目線が求められます。これはある意味では当然です。人事は将来を語る必要があるのです。

キャリアアドバイザーも組織の活性化に対して責任を持つことは同様ですが、「今ここで」のクライアントのニーズに寄り添い、支援を行うことによって組織の活性化に寄与していく立場です。「今ここで」クライアントが元気になることができるか、行動変容をすることができるか、が大切になります。ある意味、面談の場では「3年後の強いあなたをつくる」という時間的な余裕は持てません。3年後によりよいストレッチができているようにするための心構え作りをしている余裕はありません。マクロ的視点で人事・教育が考えているような時間的な余裕はありません。「今ここで」が大事になります。

もちろん中長期的視点にまったく立っていないわけではありません。キャリアアドバイザーは個々人のキャリアの幅の拡がりを通してクライアントが中長期的に生き抜く力を強化することを支援しているのです。

今企業の中では目の前で様々なプロジェクトが目一杯の速度で進行しています。そんな中では中長期的な人事施策ばかりを待っている余裕はありません。しかし、そんな中だからこそ中長期的な視野で施策を考える必要があります。これはまさに人事の仕事です。

しかし、待ったなしの仕事を抱えつつ悩んでいる社員に対しては「今ここで」の支援が必要です。「今ここで」元気になるか、行動変容することができるか、によって組織の活性度は変化してきますし、結果的には企業業績さえも左右する可能性もあります。今や戦争中の「野戦病院」的な機能がキャリアアドバイザーには求められているような気がします。これは制度人事でできる仕事ではありません。キャリアアドバイザー組織がない企業においては、人事のキャリアアドバイザー化も必要になってくるでしょう。ただし、同一人格が両者の機能を持つことは容易ではありません。

「今ここで」。

何ができるでしょうか。

《2009年12月27日》 新しいVAIOが欲しくなって悩みつつケーズデンキに行きましたが、なんとすでに現品限り。売れているのか、在庫を恐れて生産見込みが弱気なのか、どういうことでしょう。


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