訳あって今年の採用活動に出遅れます
1月7日付朝日新聞でキャノンマーケティングが2011年度新卒採用を保留すると発表したことを報じていました。

同社のHPをみてみると、「訳あって今年の採用活動に出遅れます」と題した説明があります。現段階で新卒採用を行うという最終判断ができない中で「見切り発車的に」採用活動に入っている現状を見直し、新卒採用活動そのものについて改めて見直すことにしたとのことです。ある意味、責任のある判断だと思います。

さらには「新学期が始まったばかりの4月から面接を行うことで、学生のみなさんから学ぶ機会を奪っているのではないか?」「2010年1月から3月までの業績を見た上で、今年の新卒採用を行うか判断する。採用活動を行うのであれば、4月以降にきちんと伝えよう。そして、選考活動は、いっそのこと夏季休暇期間中にすればいい」「就職活動の早期化に関しておこる様々な問題に対し、真摯に向き合い、解決策を探り、より正しい就職活動の在り方を追及し続けていくことは、私たち企業側の責任であり義務なのです」と続きます。

いっていることは良い話ですが、完全に後付けの話であり、まったく共感はできません。ただし、新卒採用を決めきれないことを伝えるダメージを最小限に抑えようという戦略はある程度は果たせているかなとは感じます。採用担当者としてはギリギリの選択でしょう。

この件は、現在の早期した就職活動が、学生・大学の側のみならず、企業側にも無理をもたらしていることを明示しています。

昨年末にワークス研究所が「2011年卒者の新卒採用見通し」の調査を発表していますが、採用計画について実に38.8%もの企業が「わからない」と回答しています。調査時期はリクナビのオープン後です。

これらの企業の大半は「わからない」状態で採用活動を10月から開始しているわけです。採用活動には少なからぬ予算と人員を投入するものですから、「わからない」ものに投資をするという、ビジネス社会のの常識では考えられないことがまかり通っているのが今の新卒採用の現状です。少なくとも前年並みは採るよねという感覚で見切り発車することが合理的だった時代と異なった環境になってしまった今、場合によっては企業側の事情から就職活動の流れが変わる可能性があることを本件は示唆しています。ただ、それについて「学生のため」といったラッピングはして欲しくないと切に思います。もっと素直に誠実に、そして明確に企業の論理を押し通してほしいと感じます。

□来年度の予算も決まってない段階で10月から新卒サイトなんか開けるものか。何人採用するか決まらない段階で見切り発車で予算なんかつけられるわけは普通の仕事だったらありえない。
□4月は会社は忙しい時期だ。人事も仕事がたくさんある時期だ。比較的人事が暇な7月8月くらいに面接をやるとじっくりと学生と対峙できるんだけどなぁ。学生もたまたま夏休みだし。
□4月に内定を出して、1年間も内定フォローするのはお互いに大変。秋には抜ける子も出るだろうし。内定は遅く出した方が会社の負担もない。

という企業側の事情をめちゃくちゃに前面に出して採用活動・就職活動の流れを変えようとする動きが出てくることも、ひょっとした現実に近くなってきたような気がします。

《2010年1月9日》 結婚式に出てきました。本当に素敵な式でした。素敵な結婚式に出ると、自分の人生も頑張ろうという気になります。また、二次会が素敵でした。二次会には「仲間」が感じられます。



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