魅力ある人で組織を埋め尽くすこと
以前にトライアンフのセミナーで資生堂の前田社長の改革のお話を聞いたのですが、ちょっとこれから取り組もうとしていることのベンチマークの1つに使わせていただこうと思い、復習をしてみます。

同社は2005年から前田社長のもとで経営改革への取り組みを始めましたが、前田社長が掲げた3つの夢というものがあります。それは以下の3つです。

社長の3つの夢
 ・100%お客様志向の会社に生まれ変わること
 ・大切な経営資源であるブランドを磨き直すこと
 ・魅力ある人で組織を埋め尽くすこと

魅力ある人で組織を埋め尽くすこと」というコンセプトのもので、人材活力の向上に向けての取り組みがいろいろとさなれました。

 組織の力 = 社員の能力 × モチベーション × チームワーク

と定義し、これ全体に対して、マネジメント力が作用し、さらにはビジョンがすべてを下支えします。 
この一連の取り組みによって組織能力を最大限に発揮することができるとしています。

失われた10年は、短期目標の追及、極端な効率化の追及、目先業務に忙殺される日常、いびつな労務構成といったいくつもの歪みを産みました。そこから改めて重視するものとして、収益性向上、グローバル化、ワークライフバランスを明確化させています。

あわせてこれからの人づくり指針として、資生堂「共育」宣言を明示し、「社員の成長と会社の成長が重なりあうような会社に」とのスローガンのもと、改めて人づくりに取り組みます。

人づくりの目標である求める人材像としては、以下の事項を打ち出しています。 
  美意識・自立性・変革力
  分野別プロフェッショナルとして成長すること


これらを実現させるツールとして企業内大学である「エコール資生堂」を立ち上ます。これは、グループ内に散在していた各種研修機能が共働で運営する企業内大学であり、学長を社長がつとめ、副学長は副社長がつとめます。7つの分野を「学部」として位置づけ、部門担当執行役員がそれぞれの学部長を担当します。いずれかの学部に社員は所属し、自らの専門分野として強みを極めます。階層別研修、分野別研修だけで年間100講座を運営し、のべ1万人が受講するといった規模だそうです。

「魅力ある人で組織を埋め尽くすこと」の実現は容易ではありません。トップが首尾一貫してこれを追いかけて、実現させようとしている真摯な思いが感じられる施策です。

《2010年2月9日》 昨年からいろいろな人事部さんに訪問する企画を続けていますが、今日はINAXさんに訪問して主に育成系の情報交換。それにしても、皆さんとても……。

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