学習的無力感と学習性楽観性~「ポジティブ心理学」続き
神戸大学の金井壽宏先生の最新著書「人勢塾」からもう少し「ポジティブ心理学」について整理をしてみます。

「ポジティブ心理学」の生みの親として知られるマーティン・セリグマンが1967年に行ったイヌをつかった有名な実験の話が紹介されていました。

イヌをどうやっても逃げられないような状況に置き、かわいそうですが電気ショックを与えます。そうやって、イヌに「動き回っても絶対に逃れられない」という経験を植えつけます。その後に、この経験をしたイヌ達を今度は特定の行動をすれば電気ショックから逃れられるという状況におきます。すると30%のイヌは逃げるということを学習しますが、70%のイヌはまったく逃げることがなかったといいます。逃げれば痛みにあわないことが判っていても、逃げずに痛みに耐えておとなしく電気ショックを受ける状況に陥ってしまうそうです。つまり、何をしても「無駄」だという「絶望」を学習してしまうわけです。これが「学習的無力感」という状態です。セリグマンはこれをうつ状態の1つのモデルではないかと考えました。

これに対して、これと逆向きのことも考えられるのではないか、つまり無力感を学習するのではなく、「自分は無力ではない」ということを学習することもできるのではないかという考え方があります。これを「学習性楽観性」と呼びます。

これは当然に「ポジティブ心理学」につながるわけで、もともと「何か悪いところがある」「ここに病気がある」といった治療モデルから入った心理学ではなく、人間の持っているポジティブな働きのモデルから考えるのが「ポジティブ心理学」なのでしょう。この観点からみた人は、外的な影響を受動的に受けるだけの傷つきやすい存在ではなく、いきいきとした人生を自らの力で築いていくことを目指して、自分から働きかけることができる能動的な働きを持つ存在として意識されます。

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