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GCDF認定試験を合格した人にみられる共通の課題
キャリアカウンセリング協会のスーパーバイザー養成講座に通っていますが、そこであらためて認識されるのは「GCDF認定試験を合格した人にみられる共通の課題」というお話です。

それは、GCDFの認定試験があくまでも関係構築重視となっているため、質問をしてはいけない、カウンセラーが自分の価値観を持ってはいけないと思いこんている人、そんな呪縛にとらわれている人が多いということです。

でも、当たり前のことですが、カウンセラーが自分の価値観、視点も持たないような人であっては、クライアントの役に立つのは難しいでしょう。クライアントの視点でみること、クライアントがどう感じているかを把握するのは何よりも大事ですが、関係構築以降の面接はそれだけでは進みません。

そもそも関係構築とは、最初の何分かで終わるというものではなく、関係構築のステップが終わったら次のステップに行くということ単純なプロセス論でもありません。関係構築がメインの時間帯であっても、順番に次のステップが入ってきますし、次のステップ以降にいっても関係構築は引き続き必要になります。関係構築が終わったから、アセスメントに行くということではありません。関係構築は大事ですが、もう一方ではクライアントがどんな思いでいるのか、どんな課題をもっているのかといった問題の把握、共有を、まさに関係構築をしながら進めていく必要があります。関係構築をやりつつ、一方では材料をつかみ、それによって問題を把握していく。自分の思いでいっているのか、言わされているか、カウンセラー向けに言っているのか、そのあたりをカウンセラー側が認識していかないと、面接は進みませんし、本当の援助にはなりません。「さあ、関係構築が終わりましたので、次は問題を話してください」というのではあまりに失礼な話ですね。

ということがわかっていても、なかなかこの呪縛からは抜け出すのは難しいです。認定試験の合格を最優先させるがために、合格に邪魔になるようなことはやってはいけない、やらない方が無難という刷り込みができてしまっているのでしょう。

繰り返しですが、キャリアカウンセラーが自分の考えを持ってはいけないとか、質問をしてはいけないということはまったくありません。はい、GCDF認定試験合格者に共通する課題のお話でした。

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