3つの「何について」~GCDFヘルピング備忘録⑤
今日もキャリアカウンセラーの資格GCDFのヘルピング(いわゆるカウンセリング、面接のことです)のポイントについて、備忘録的に整理をしてみます。

GCDFでは、「何について」「どうだ」とクライアントがいったのかを、いかにGCDFが把握して、戻すかといった訓練をかなり徹底的にやりますよね。

ここでの「何について」はクライアントが話している「対象」であり、「どうだ」はクライアントの感情です。「何について」という対象ばかりをとらえるだけでは、関係構築がなかなか進まないため、感情である「どうだ」をつかんで返していく大切さよく指摘されます。しかし、逆に「どうだ」ばかりをつかんでいくと、今度は面談がなかなか進まなくなり、これも好ましくありません。このバランス感には、カウンセラーの個性もどうしても出ますが、面談を進める上で大きなポイントです。

「何について」(=対象)には、3つあります。
①私について
②他者(人)について
③その他について(①②以外のすべて)

①は自分で自分をどうみているかです。例えば「会社のリストラの対象に自分が入った」というのは、あくまでも「③その他について」です。自分についてどうみているかはここには含まれていません。「会社のリストラの対象に入って、とても動揺している」であれば、今度は「どうだ」の方です。いうまでもなく「どうだ」の主語は常に「私は」です。「リストラ対象に入って予想外に動揺している私」について話しているのであれば、これは「①私について」になります。わかりますよね、この違い。わからない?

さて、これほど面倒に対象を区分するのはなぜでしょうか。
まず何よりも対象をはっきりととらえないと、クライアントの問題を明確にすることが難しくなります。対象を整理しながら話を聞くと、何を相談したいのか、これから何についての協働作業をしていけばいいのかが明確になりやすいわけです。この部分ではまさに分析的思考力が問われます。

ただし、繰り返しになりますが、そこばかりに着目していては関係構築を阻害する危険があります。関係構築の度合いによっても、話される「何について」は変わってきます。関係構築の度合いによっても、どこまで何に触れていいかの判断も違ってきます。比較的「①私について」が相談事項の核であることが多いと思いますが、同じ「私」であっても、対象についての「①私について」と、それに対する「どうだ」という「私の感情」をきちんと区別することも大切です。

ヘルピングの面談のプロセスは同時並行的に進みます。関係構築を進めながらも、クライアントの抱える問題を明確化するという作業も始まっているわけです。気持ちに寄り添いながら、同時並行に分析的思考でクライアントをとらえていく、簡単ではないのは当たり前なのです。

《2010年5月26日》 gcdfの新たな資格証が送付されてきました。これで2回目、ということはすでに資格取得から6年が経過……、その割には……。でも、今年からは改めて勉強していますから。


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