人事の書棚から 043-045
「人事の書棚から」にまた戻ります。まだまだ本はたくさんあります。
当初の動機は5月5日のブログを。大したことじゃないんですけど。

人事の書棚から:043 「シェアードサービスの管理会計」

実はシェアードサービスについて書かれた本はけしていまだに多くはありません。本書はこのニッチな分野を専門に持たれる慶應義塾大学商学部の園田先生の著作です。園田先生とは企業研究会で出会い、私がシェアードサービスセンターの責任者をやっている時分は実によく一緒に飲ませていただきました。同じ慶應義塾大学商学部の牛島先生、小野先生らも参加されている実践コミュニティである「AAA3.0」は2~3カ月に1回程度の開催ですが、毎回、多彩なメンバー発表と三田界隈での懇親会かな成り立ち、とても楽しいものです。管理会計、産業史、マーケティングと3先生の専門分野が多岐にわたることもあり、参加者もまたさまざまです。
シェアードサービスの浸透と拡散と私は勝手に呼んでいますが、シェアードサービスという組織体がすっかり一般化するとともに、逆にシェアードサービスという概念や思いがぼやけてしまっており、単なる後処理部隊、それも必ずしも効率の良くない後処理部隊になってしまっている組織も少なくないようです。心あるリーダーは今でもしっかりと戦っている点は、とても頼もしいのですが。

シェアードサービスの管理会計シェアードサービスの管理会計
(2006/01)
園田 智昭

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人事の書棚から:044 「ヒトを生かすアウトソーシング」

何となく関連でアウトソーシングの本です。ソフトバンクを飛び出して設立したラクラスの北原社長の著書ですが、人事系のアウトソーサーとしてはユニークでしっかりとした取り組みでとても好感のもてる会社です。アウトソーシングに人事業務を出す場合、そのインターフェースの部分がポイントになります。給与でいうと確定処理を誰がどうやるかという世界です。確定処理と確認作業を内製化して計算だけをアウトソーシングするというのが旧来的手法でしたが、これですとパッケージソフトの機能程度しかアウトソーサーの機能はないわけで、パッケージソフトのレベルが今日のように上がってくると、旧来型のアウトソーシングは単に高コストなだけだ、ということになりかねません。ラクラスは確定処理や社員個人とのインターフェースまで請け負う仕組みを確立しており、人事部からルーティンを排除することを助けます。ただ、ルーティンの中に真実が宿ったり、ルーティンが人を育てたりする側面も否定できないので、あとは考え方次第ということですが。

「ヒト」を生かすアウトソーシング「ヒト」を生かすアウトソーシング
(2006/04/21)
北原 佳郎

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人事の書棚から:045 「知らないと損する労災保険」

社会保険労務士の近藤先生の著作です。イラスト入り、見開きでとても読みやすく理解しやすい本にできあがっています。労災保険はおそらく給与業務で一番面白い(というと語弊がありますが)分野ではないでしょうか。マニアックなクイズがいろいろと出せそうです。近藤先生には私が会社を移っても引き続きお世話になっていますが、歯切れのよいアドバイスと、クライアントの立場になって考える姿勢、それから何といっても研修講師としての能力が魅力です。食品シェアードサービス連絡会でも、もう何年も給与担当者講座で講師をお願いしています。社会保険労務士に困っているという方、ご紹介しますよ。

イラストでわかる知らないと損する労災保険 (Illustrated Guide Book Series)イラストでわかる知らないと損する労災保険 (Illustrated Guide Book Series)
(2009/04)
近藤 恵子

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《2010年5月27日》 うーん、高田監督が辞めても今日もヤクルトは勝てません。


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