人事の書棚から058-060
6月に入っても五月雨的に続いていますが、「人事の書棚から」です。
どうして始まっているかがどうしても気になる方は5月5日のブログを。大した理由ではありません。

人事の書棚から:058 「知的生産性向上システムDIPS」

1992年の発刊です。一大DIPSブームを巻き起こしましたね。私が以前いた会社では、管理部門でDIPSをトライアル導入し、特に人事は全員で組織導入しました。トリンプさんなんかでは今でも続いているという2時間は電話にも出ずに集中して仕事をする「マックス2の原則」だとか、「緊急性分解理論」「創造のサンマル行動」「ゴール明示の原則」「雑用優先の法則」「防衛のサンマル行動」「ターゲット明示の法則」「5つのPの定理」「HIROENの視点」、いずれも今でも間違いなく使えます。思えば日本企業の知的労働者の生産性は、1992年当時から哀しいことにけして向上はしていないように感じます。
いずれにしても、DIPSノートを使用していた頃が懐かしいです。今の業務管理もスタイルは少し違いますがDIPSの精神を受け継いでいます。

知的生産性向上システムDIPS(ディップス)知的生産性向上システムDIPS(ディップス)
(1992/01)
小林 忠嗣

商品詳細を見る


人事の書棚から:059 「仕事のための12の基礎力」

2004年の発刊です。ワークス研究所の大久保所長の著作です。大久保所長、「Works」100号ではなんと怒涛の6連続対談をこなされています。本書が出たのは、経済産業省から「社会人基礎力」の概念が提示されたのとほぼ同時期のことではなかったかと思います。その後、多大な予算を投入したこともあり(河合塾さんがなかり儲かったのでは)「社会人基礎力」の概念の方が一般的になりました(サイトはちょっと前にひっそりと閉めたそうですね)が、納得性としてはこちらの方があるかなと思っています。
ちなみに本書でいう12の基礎力とは、以下のとおりです。
反応(リアクション)力、愛嬌力、楽天力、目標発見力、継続学習力、文脈理解力、専門構築力、人脈開拓力、委任力、相談(カウンセリング)力、教授力、仲介調整(コーディネート)力。
個人的には「愛嬌力」というのがとても大切だと思います。いかがですか。

仕事のための12の基礎力~「キャリア」と「能力」の育て方~仕事のための12の基礎力~「キャリア」と「能力」の育て方~
(2004/05/20)
大久保 幸夫

商品詳細を見る


人事の書棚から:060 「心理学的経営」

1993年の発刊です。17年前!です。当時の人事測定研究所(HRR)社長であった大沢さんの著作です。個人的に人事測定研究所(HRR)という会社は大好きでした。SPIを始めとしたアセスメントを日本に確立させた集団といってもいいでしょう。もともとリクルート系ではありましたが、その後リクルートに合同されて今日に至っています。バブルの最盛期には、安比高原でのゴルフ付き合宿なんかもありましたね。まぁ懐かしい。多面評価のMOAなんかも真っ先に導入してみたりと、いろいろ一緒にやった記憶があります。
本書で紹介されている心理学的見地からとらえた、モチベーション・マネジメント、外的報酬・内的報酬の概念、リーダーシップ論、MBTI……、ほとんどの概念は今の人事管理では極めて普通に取り扱われるようになっているものばかりです。その意味では、今あらためてパラパラと読み返しても基本的テキストとしてはとても有効です。
21世紀はやっぱり心理学の世紀なのでしょうか。

心理学的経営―個をあるがままに生かす心理学的経営―個をあるがままに生かす
(1993/10)
大沢 武志

商品詳細を見る



《2010年6月9日》 「Works」誌100号、いよいよ発刊されました。まだパラパラと見ただけですが、『人材育成「退国」から「大国」へ』という極めて意欲的な一冊。中原先生とのレゴ遊び、じゃなくて座談会に参加させていただいています。こんな一冊に参加できるなんて幸せ。


ビジネスブログ100選
blogram投票ボタン  
↑ブログランキングというのに参加してます。よろしければクリックして一票投票を
関連記事
スポンサーサイト
【2010/06/09 23:04】 | 書籍紹介 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<人材育成「退国」から人材育成「大国」へ~Works100号 | ホーム | 標準的年代価値観>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://jqut.blog98.fc2.com/tb.php/888-b275a61d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |