標準的年代価値観
慶應義塾大学SFC研究所キャリアリソースラボラトリーのスーパービジョンでの花田光代先生のお話から。

何となく世の中には年代価値観というものがあります。それぞれの世代フェーズにおいて、何となく押しつけられた期待役割というか、標準的年代価値観というものがどうしてもあります。これらの標準的年代価値観を意識しすぎる傾向がどうしてもあり、年代価値観症候群とでもいっていい現状が現実にあるのではないでしょうか。

年代毎にこんな感じです。

 20代 青い鳥症候群
 30代 一人前の仕事確立症候群
 40代 自分らしさ発揮症候群
 50代 変わらなければいけない症候群
 60代 残さなければいけない症候群

ただ、これらはただの年代価値観というのではなく、一部には加齢とともに本能的に出てくるものなのかもしれません。ただし、いずれにしても押し付け的な世代価値観にとらわれすぎずに、それぞれの世代フェーズの中で自分が自分らしく自分のロードマップを作らないと擦り切れてしまいそうな気もします。

キャリアアドバイザーの支援で難しいのは、気をつけないと、無意識に年代価値観を押し付けるような支援をしてしまわないかとい点です。常にそれぞれの立場でストレッチをすることは大切ですが、年代としての「あるべき」ストレッチという枠組みは、きっとないはずです。

年代と「発達」の問題についての言及もありました。レディネスという言葉が使われていましたが、直訳すると準備ができているということになるのでしょうが、ここでは本来持っているものが外に出てくることといった意味で使われていました。これは、20代でも60代でもあるもので、例えば50代になって物忘れが悪くなるという現象が出てくるのは、機能の退化ではなく、レディネスの立場からみれば、長いその人のライフキャリアの中における「発達」であり、本来のものが自然に出てきたのだとも理解できるというのです。これが、新しいものを獲得していくという概念である「成長」と、「発達」の根本的な違いなのでしょう。

ふわっとは理解できるものの、身近な事例を見るだけでも、何ともいえないところがあります。ただし、いずれにしても、そういったことをすべて受け入れて、その上でそれらとともに生きて、自分の日常に工夫をしていく努力をしていくしかないのも事実です。そんな工夫への支援もキャリアアドバイザーの役割だと考えると、かなり重いものがあります。

《2010年6月8日》 エイブリックの海老原さんの就職塾を聴講。現地で出会ったメンバーとヤエクラ3.5。さぬきうどん&カレー&ボウモア。初めて「読書家」の肩書の方と出会いましたが、プルチネッラもASWもご存知でやはり読書は大切です。


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