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理念は文言を覚えるよりも使い方を覚えることが大切
東京大学の佐藤博樹先生を囲んだHRM研究会は、10年以上続いている実践コミュニティです。私も3~4年前に発表をさせていただいて以来、都合がつくときは年に数回お邪魔をしています。

一昨日の金曜日にも定例会があったのですが、名古屋からブラザーの方をお招きし、経営理念の浸透についての話を伺いました。ブラザーは、もともとの家庭用ミシンの売り上げは既に全体の6.3%まで低下し、現在はP&S事業と称するプリンターなどの事業が76.5%を占めています。また、グローバル化も進み、44カ国で事業展開を進め、今や新入社員の3分の1は外国人だといいます。現在のトップは日本人ですが、この方、20年以上のアメリカ勤務経験のある方とのことで、さまざまな発想は日本的ではないようです。

さて、同社の理念は「グローバル憲章」と称されていますが、本当に秀逸なのは愚直なまでの浸透の努力です。一言でいえば、「理念は、その文言を覚えてもらうのではなく、使い方を覚えてもらうのが大切」とのコンセプトに基づき、毎年全社員が1回必ず理念浸透のための会議に参加し、そこでは徹底的にケーススタディを行います。実際にあったことをベースに毎年新たに作成される判断に悩むようなケースを読み、各自が理念のどこに照らし合わせてどのような判断をするのかを考え、ディスカッションします。コンプライアンスと違い、理念の適用には正解はありません。しかし、常に理念にあたって判断を考える、判断基準を理念に求めるという「理念の使い方」をこのプロセスの中で体感します。

ジョンソン&ジョンソンのクレド・ミーティング等の考え方をパクったものとみることもできますが、ジョンソン&ジョンソンにクレド関連のヒヤリングにいったり、同社の考えをセミナーで聞いたりした企業は数100に上るでしょうが、それを自社の中で丁寧に徹底的にやっている会社はそうないでしょう。何よりもそこが凄いと感じました。

《2010年6月20日》 キャリアカウンセリング協会のスーパーバイザー養成講座、ここのところ日曜日は神保町にいます。帰りは歩数が足りなかったので、飯田橋まで歩きました。先週は日本橋まで歩いたっけ。


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【2010/06/20 21:22】 | HRM全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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