マネージャーのぶれない判断
私はよくいっていることが変わるといわれることがあります。

ひどい時は同じメールに対して、1時間後に違う内容の返信をすることがあるらしいです。これはメンバーにとっては迷惑な話ですが、言うことが変わるのは、別にぶれているからではありません。どちらかというと、ぶれずに仕事をしていると言うことが変わるのは、ある意味では当然のことだと思っています。別に開き直っているわけではありませんよ。

大きな要因は2つです。

まずは1つ目ですが、仕事上の判断をするには、判断材料があり、判断基準があり、判断結果があるという流れをとります。多くの判断は十分に判断材料を集められないままに下されます。したがって、判断基準はぶれなくても、材料が変わることで判断は変わります。いろいろな意味で環境が変化したり、新たな材料が出てきたり、メールを読み返してみたらさっきは気づかないような事実が頭に飛び込んできたり、仕事を終わるはじからスルーさせないで、動的に連続的にとらえるのであれば、常に判断材料は変化します。

判断基準の上位概念は、組織理念であるとか、個人の価値観であるとかになるのでしょうが、組織理念であるとか、個人の価値観は変わらなくても、判断基準も判断材料と同様に環境によって影響を受けます。ちょっとずれますが、一番わかりやすい例は、稟議規程は変わっていなくても、多くのマネージャーは会社収益状況の変化によって経費の認可の承認印を押す判断基準は変えていると思いますし、そうでなければいけません。これが日本の組織の柔軟性です。判断基準は当たり前ですが、環境によって変化するのです。

もう1つの要因です。
脳というのは休むことを知りませんから、24時間常に仕事のことを考えることができます。アイデアは投入時間に比例することはけしてないのですが、常に考え続けていると全く予期せずに新たなことに思いつくことは多くあります。常に考えに進化を加えていますから、ある時点でいったことを静的にとらえて動くタイプのメンバーにとっては、いっていることが変わるとみえてしまうわけです。私の頭の中では、常に考えが動き進化しているのですが、メンバーに話すのはスナップショットのように、その時点で固定した考えです。ここで難しいのは、どのスナップショットをメンバーがとらえているのかをすべて記憶していることがなかなかできない点です。ただし、これは必要です。

前者の改善のためには、まずは日頃から組織理念を明示し、自分の価値観を明示することがあります。最低限、これはやる必要があります。

私だったらどう考えるだろうなということをメンバーが押さえておくのは、メンバーにとって自分がやりたいことを実現させるためにも大切なことです。これが上手な人は、結果的に好き勝手に仕事ができます。これが苦手で好き勝手なやり方で仕事をやってしまう人は、結果的には好き勝手な仕事が絶対にできません。

《2010年6月26日》 珍しく朝にアップ。今日はこれから病院に行き、午後は築地で勉強会です。かなりさまざまな人が集まることになったので楽しみです。


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