人事の書棚から【番外編】 079-083
毎年この夏になると、書店ではいくつかの出版社による夏の文庫本販促キャンペーンが繰り広げられます。今年でいえば、集英社文庫が「ナツイチ2010」、角川文庫は「発見!角川文庫」、新潮文庫は「新潮文庫の100冊」。いずれも無料で内容紹介が書かれた小冊子が配布されています。そうそう、そして我らがハヤカワ文庫も「夏のSFフェア」を開催中です。

今回は、ちょっと気分を変えて、人事の書棚番外編として各フェアで取り上げられている本から、お薦め本を5冊ずつ選んでいきます。まったくもって趣味的な話ですが3日間やってみたいと思います。

それにしても暑い夏ですが、専門書、小説まじえて、じっくりと幅広く読書に励んでみてはいかが。

《集英社文庫 ナツイチ2010》

人事の書棚から:079 「シャーロック・ホームズ傑作選」 コナン・ドイル

「赤毛連盟」など6編を収録しているようです。シャーロック・ホームズは小学生の時にとにかくひたすら読みました。ジュブナイルで読んで、一般書も読んでました。私のイギリス観、ロンドン観は、ホームズの世界から形成されていますが、15年ほど前に1カ月半ほど滞在する機会を得ましたが、イメージとは大きく異なっていなかったのが不思議です。ミステリの原点であり、憧れでした。

シャーロック・ホームズ傑作選 (集英社文庫)シャーロック・ホームズ傑作選 (集英社文庫)
(1992/11/20)
アーサー・コナン・ドイル

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人事の書棚から:080 「週末のフール」 伊坂 幸太郎

大胆な設定のもとの、とても哀しくも怖いストーリです。それでも、淡々と読めるのは、世界の終わりを前にして妙に冷静な登場人物たちの生き様と、伊坂幸太郎の洒脱な文体によるものでしょうか。「8年後に世界が終わる」と聞いて、どう行動できるのか、人間の器はそう大きくはないですね。自分の後に残される子供の心配をしなくてすむので気が楽になったという親の話にはじんと来ました。

終末のフール (集英社文庫)終末のフール (集英社文庫)
(2009/06/26)
伊坂 幸太郎

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人事の書棚から:081 「マイナス・ゼロ」 広瀬 正

オールタイム日本SFのベスト5に絶対入れますね。タイムマシンものがお手のものの広瀬正の代表作です。長生きをされたらもっともっと名作を残されたのでしょうが…。広瀬正全集を文庫で再収録された集英社さんには感激です。でも、私が20年前にビックボックスの古本市で入社したハードカバー版の全集の市場価値は下がってしまったのでしょうか。

マイナス・ゼロ 広瀬正・小説全集・1 (集英社文庫)マイナス・ゼロ 広瀬正・小説全集・1 (集英社文庫)
(2008/07/18)
広瀬 正

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人事の書棚から:082 「となり町戦争」 三崎 亜紀

結構まじで楽しく読めました。設定はとんでもなく不思議のですが、それを日常として受け止めて行動する主人公達に、妙なリアル感が逆にあります。最初はそれこそテレビで遠い外国の戦争をみているかのごとく、広報誌で戦死者等のデータだけをみていたのが、自分の身にじわりと降りかかってくる、そんな怖さがあります。

となり町戦争 (集英社文庫)となり町戦争 (集英社文庫)
(2006/12/15)
三崎 亜記

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人事の書棚から:083 「光の帝国~常野物語」 恩田 陸

ものすごい量産家の恩田陸さんですが、常野物語シリーズが一番好きです。その中でも、これがやはり一番好きですね。半村良の伝奇小説、もしくは「岬一郎の抵抗」あたりを少しイメージさせる内容です。いわゆる超能力者の一族の話なのですが、とても情緒的な小説に仕上げています。

もっともっといい作品が紹介されています。本屋で冊子をもらいましょう。集英社文庫って、特に最近の作家ものはいいバランスで揃えていますね。

光の帝国 常野物語 (集英社文庫)光の帝国 常野物語 (集英社文庫)
(2000/09/20)
恩田 陸

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《2010年7月12日》 今日も公私ともどもいろいろなことがありました。こうなると、意地でも大事にしたいものが何なのかという、見極めが本当に大切になってきます。とにかく時間不足ですし、公私ともに突発がありますので。昔からなのですが、個人的には仕事で悩みこんでしまう人の気持ちが正直、心底からわかりません。仕事で命までとられることはないのに。でも、そう思えないからつらいんですよね。


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