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企業内スポーツ選手の転身
先日の慶應義塾大学SFC研究所キャリア・リソース・ラボラトリーのスーピービジョンは、久しぶりにケース大会。各自が持ちよった生々しいケースについて、グループワークでよりよい対応を考えるものです。キャリアカウンセリング協会のスーパーバイザー養成講座にお邪魔するようになってからは、初めてのケース大会でしたので、改めて真剣にまた新鮮に受講ができました。

そこで取り扱ったテーマの一つに、企業スポーツ選手の引退後のキャリアというものがありました。この企業では、企業スポーツ選手が引退して普通の社員としての仕事に転換する際に、キャリア面談を行うことに新たにされたとのこと。大切なことだと思います。こういったケース、他の一般の企業にはあまり関係のない特殊ケースと感じがちですが、実は違います。これに近い要素は各企業で日常的に発生しており、それが極端なだけに学ぶところも多いケースです。

スポーツ選手というのは、ある意味では極めて高い専門性を持った社員だととらえることができます。もともとの専門性を活かしていた業務をやめて、他の業務(今回のケースでは営業)に移るわけですが、まずはこれを第2のキャリアに入ると考えたり、キャリアが断絶するのだと考えたりしないという視座で応対をされていました。

確かに途中で何があろうと「個人のキャリアは連続する1つのもの」なのです。スポーツ現役時期も含めて、すべてが継続する自分のキャリアであるという視点を大切にされています。また、スポーツ経験がすべて否定されるものではありません。今回はラグビー選手のケースでしたが、ラグビーの経験を通して得た強み(タフネスさ、協調性、自己管理能力、プレッシャー耐性等)は仕事にも当然のように活用できるわけです。逆に業務に不足する知識・スキルを補強すれば、スポーツ経験はプラスに作用します。
しかし、いまさらこの年齢で知識やスキルを教えてもらうために、後輩に頭を下げることに対して、どうしてもプライドが邪魔をします。ここは非常に難しいところです。今回のケースでは、分からないことを聞くのではなく、自分の経験を増やすために、周囲の経験を聞くと考えてみればどうかとアドバイスされていました。自分で経験できなかったことは、他人の経験を聞いて自分のものにすればいいという考え方です。知識・スキルというと持っている方が偉いという感覚がありますが、経験となるとちょっと違う感じが確かにします。

実はこれに類似したケースは多々あります。

役職定年を迎えた人、定年直前にグループ会社に出向した人、意に反して別部門に異動となった人、自組織が撤退・閉鎖されて再配置された人、研究開発の旬を過ぎて別業務をアサインされた人、………。

「個人のキャリアは連続する1つのもの」と考え、これまでの業務で得た強みはこれからの業務でも得られるということ(ポータブル・スキルですね)、新たな業務で必要な知識・スキルさえ身につければ勝負できるということ、これらは共通します。

でも、そうは簡単にいかない、という花田先生のコメントは、また明日。そろそろ出なきゃいけない時間なので。

《2010年7月19日》 三連休最終日はキャリアカウンセリング協会のスーパーバイザー養成講座。結局、三日の休みのうち二日はキャリア関係の勉強会です。今日は暑気払い付きなので、ブログも朝にアップして出かけます。


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