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スーパービジョン備忘録①
キャリアカウンセリング協会主催のスーパーバイザー養成講座も残すところ6回。改めて復習を続けていますが、今日は備忘録的にランダムにポイントや気付きを整理してみます。

■【意見と事実の違いに注意】

意見は事実と論拠(=なぜならば)からなる。事実と論拠が成立していないと意見は生まれない。スーパービジョンの中でも必ずこれを意識する。スーパーバイジーが語っていることは、事実なのか意見なのか。まずはこれを意識する。
事実を抑え、その論拠を抑える。事実と意見がつながる論拠はしっかりとあるか。「なぜあなたはそう思ったのか」「それはなぜなのか」。
コンサルタントがよく使うフレームワーク。「空・雨・傘のフレームワーク」。
  西の方から黒い雲が近づいている…事実
  夕方くらいには雨が降りそうだ…意見
  だから傘を持っていた方がいい…対処
すぐに対処に入らない。まずは事実があっているかどうかの精査が大切。次に事実から意見につながる論拠があるのかを精査する。いわば事実と意見の間の「理論」のチェック。
その上で、他の対処はないのかを考える。これは意見と対処の間の「理論」のチェック。カウンセリングの中でも、構造論的なアプローチでいこう、いや発達論的なアプローチだというように、変に理論に振り回されると先に対処(=各カウンセリング理論)が出てしまって、進め方が逆になるケースが多々ある。

それは本当に事実なのか。例外的な事実ではないか。その事実から発せられている意見は論理的か。その意見をもとに考えられた対処は論理的か。事実⇒意見⇒対処の間の論理性に徹底的に着目する。

■【セルフアウェアネス】

きついことを言われてつらいのは、自分ができていると思うから、だからつらい。自分がまだまだ成長発達てきると思うとつらくない。できていると思うのにできていないと言われるとつらい。まだ足りない部分を教えられていると思う、変化できると思うことが、きついことを受け止める上でポイント。一言でいうと変化志向性。
言われても変わらない人に対して、いくら言ってもそれはいじめにしかならない。これを伝えることで相手が変わるかもしれないと人の可能性を信じること。
それが難しい人については、何か障害になっているのか、それを取り除く、アプローチを変える、視点を変える、そんな態度が大切。

■【ケース記録】

あくまでも、スーパーバイザーが対話するのは、クライアントではなくカウンセラー(=スーパーバイジー)。カウンセラーとの対話を通してクライアントへの支援をする。どんな面接だったのか、カウンセラーの癖は何か。スーパーバイザーはカウンセラーを通して、カウンセラーの問題を解決させる。カウンセラーがクライアントの問題を適性にとらえている必要がある。
その材料となるのはケース記録。ケース記録に基づいて、必要な質問をする。何を狙って質問するのか。ただし、ケース記録を書いているのは、あくまでもカウンセラー。カウンセラーのフィルターを通っている。また、バイアスがかかっている可能性もある。しかし、クライアントが話した言葉のうち、どの言葉をとったかというところではフィルターがかかっているが、とった言葉自体にはフィルターがかかっていない。書いていることをみて、スーパーバイジーの話と合わせてみれば、スーパーバイザーとしての関わりはできるはず。

■【倫理の必要性】

倫理は、ある意味でやるべきことの領域、最低水準を決めているものでもある。その職業に対する統一的な信頼感を醸成するものでもある。黙っていてもこれを理解できる人はいいが、そうでない人がカウンセリングの領域に土足ではいってくることを妨げるためにも倫理は必要になる。職業としての最低限の品質を担保するため。判断のよりどころ。個人ではなく職業としてのものだと考えて良い。
プロとして、専門家として必要なもの。責任と役割、立場から、自分を律すること、間違った方向にならないように進めるためにも必要になる。社会への約束としての倫理。社会に対して何をする人なのか、何をしない人なのかを明示するもの。
また、倫理は自分自身を守るものでもある。ここまではできるが、ここからはできない、これは違うということが明確になることにより、過重に自分でしょいこまない。周囲に対して説明がつけやすい。「やっちゃいけないことになっているんです」。文章に書かれているからこそ、断わりやすい。
難しい判断を迫られたときに、考えるときのよりどころでもある。自分自身の価値観ではなく…。

なぜこのような倫理規定ができたか、そこに至るドラマに思いをはせることも大切。倫理でいわれていることは、他のカウンセラーが過去に起こした失敗のケースの集積である。だから、判断のよりどころになる。

倫理には2つがある。禁止倫理、あるべき姿(理想の姿)。

続き、ます。

《2010年8月5日》 橋本先生が先日の渡辺三枝子先生の話は誰かが文に起こしておくといいなぁと神保町の三幸園にて話されていたとのこと。近日中に整理を始めます。


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【2010/08/05 23:44】 | キャリア~全般 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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