プロセス評価を考える
昨日はちょっと青臭く成果主義について書きましたが、お盆休みですからいいですよね。

で、今日のテーマは「プロセス評価」です。成果主義の否定というとすぐ「じゃあプロセスが大事だよね。評価の比率の75%をプロセス評価にして業績評価は25%にしよう。これで、行き過ぎた成果主義は是正されるよね。めでたし、めでたし」なんて馬鹿な話になりかねません。かなりデフォルメした例えですが、実はこれに似たようなことやっている会社ありませんか。

また「プロセス評価」というと「彼は成果は出なかったけど今期は頑張ってたよね。プロセスは評価してあげなきゃ」といきなり目茶目茶に無基準・完全定性の世界に入って疑問も感じない人も出てきます。

本来、プロセスこそ明確に測定できるものでなければありません。業務におけるプロセスとは、ビジネスモデルの中でこれをこなせば間違いなく成果が得られるという黄金律でなければなりません。だから「プロセス評価」で評価・処遇をしても会社はつぶれないのです。このプロセスをたどれば成果が間違いなく出るというプロセスを評価するから、会社はつぶれないのです。あいつは頑張ったから的プロセス評価には、会社は支払原資をいつか用意できなくなります。

例えば、月間売上目標が100万円の営業担当がいたとします。この100万円だけを指標とするのが、今、悪者にされているいわゆる成果主義です。100万円を取るためには、過去のデータから、毎日4件の商談を入れる必要があることがわかるとします。で、プロセス目標として、毎日4件の商談を入れるというのを指標に入れます。こういった新入社員が愚直にやれるような明確なレベルのプロセス目標がいくつも必要になってきます。

ただ、これだけでは不足しています。大事な点が2点あります。

1つは実は1つ1つのプロセスもまたゴールであるという視点です。ベテランからみれば、商談アポ4件をとるということはどういうことなのか説明の必要がありません。しかし、経験のない新人は「商談アポ4件とる」というプロセス指標自体がまずはゴール(仕事の成果)になるのです。そして、商談アポを1件とるためにやらなければならないプロセスというものを理解しなければなりません。これがマニュアルです。この観点からの組織としての整理がなければ、プロセス指標は砂上の楼閣でしかありません。

そしてもう1つは何事も量的側面と質的側面があるということ。データ上、毎日4件の商談をこなしていても、いずれの商談もステップを前に進められることができていなければ、意味をなしません。ですから、商談のステップ管理をプロセス管理に入れている企業も多いわけです。もちろん大事なことは、自己申告のデータだけに頼らず、上司は時折、営業同行することです。これなくして、プロセス評価の標準化はなしえません。営業以外の業務では難しい面がありますが、営業同行にあたる仕事のやり方は自分の業務ではどんなことがあるだろうかということは真剣に考えるべきかと思います。

《2010年8月14日》 それにしても昨晩にお邪魔した「山源」というホルモン屋は凄かった。最近では、ホルモン屋も空調に配慮して、もくもくしないお洒落なお店も多いですが、こちらは古式伝統にのっとったホルモンといえば煙まみれを実践しているというか、徹底しています。空調は大型エアコンがあるのですが、空気の逃げ口がありません。エアコンをつけると煙を店内で循環させることになり、もくもく度が一層高まります。ですから、あまりにもくもくで苦しくなると、お客から「しばらくエアコン止めて」とオーダーが出ます。暑さをとるか、もくもくをとるかの究極の選択です。レンタル・ゴーグルでもやれば全員借りるんじゃないかという凄さです。で、ホルモンは塩とタレと両方を食べますが、これがうまい。皆さん、ほとんどホルモンしかオーダーしません。


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【2010/08/14 22:53】 | HRM全般 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
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コメント
勉強になります
プロセス評価の考え方、非常に興味があります。
最終的な結果を出すためにいかに、有効な道筋を作れるか。
これができる組織が強いのだと思います。
【2010/08/16 15:53】 URL | パシオ #-[ 編集] | page top↑
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