人事の書棚から097-099
ちょっと間が空きましたが、「人事の書棚から」です。

書棚から本があふれ、部屋中のこちらこちらに山になっています。洋服ダンスの中も本だらけです。実家のグルニエも本であふれ過重により一階のドアの開きが悪くなってきましたし、我が家の押し入れスペースも圧迫されています。趣味で収集している1000冊は優に超えるSF本は捨てるわけにはいかないので、ビジネス書を中心に一部はブックオフへ、一部は段ボールに入れてさせに押入れへという移動をこのゴールデンウイークに敢行しました。でも、なかなかブックオフ送りは思いきれません。そんなこんなしているうちに、昔の本を読み始めたり、あの頃を思い出したり…、これはもう収拾がつかなくなり、こんな企画を思いつきました。当初はハイペースで紹介をしていましたが、途中からは飽きてしまい、また最近はスーパーバイザー養成講座の復習が中心になっているのでご無沙汰してましたが、まだまだ本がたくさんあるので時折はやりたいと思います。
けして、書評のレベルの内容ではありません。どちらかというと、「あの本を読んだあの頃の自分をリフレクションする」といった意味合いが強い時もあります。そして、けしてすべてが万人に対するお薦め書ということではありませんのでご容赦ください。

人事の書棚から:097 「「うつ」を治す」

キャリアカウンセリング協会のスーパーバイザー養成講座では、2回メンタルヘルスの講座があります。その2回目の前には数多くの課題図書と課題映画が出され、その中から好きなものに取り組むという仕組みになっています。何にしようか悩んだら、これを読もうとされているのが本書でした。漠然としか「うつ」を理解できていない人が読むには好適な本です。うつ病は何なのかという話をした上で、心理的治療・薬物治療・社会的治療という3つの治療のアプローチについてわかりやすい語り口で詳述しています。特に心理的治療の部分に関しては、うつ病というよりも、「難しい時代をしなやかに生きるためには」ということが書かれているようにも感じられます。認知のゆがみの話や、仕事のコントロール感の話、いずれもマネージャーとしても、一労働者としても理解しておきたい話です。こう考えると、うつ病になるというのは、実は日常の不調の延長上にある話だということが感じられてきます。

「うつ」を治す (PHP新書)「うつ」を治す (PHP新書)
(2000/04)
大野 裕

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人事の書棚から:098 「メンタルヘルスマネジメント入門」

グロービスがメンタルヘルス?と少々違和感を伴う先入観を持ってしまいがちですが、帯には「経営学とメンタルヘルスの融合」とあります。そう、メンタルヘルスは経営学も無視してはいられない存在になってきたのだともいえます。
本書ではメンタルヘルスのアプローチを4段階に分け、いかに「適応アプローチ」が重要かと説いています。①~③はちょっと意識が十分でない人や企業に対する皮肉っぽいですね。

①「見て見ぬふりアプローチ」……気にはなっても周囲は何もしないパターン。
②「自己解決アプローチ」……何とかしようとは思ってはいるが、マネージャーが自己流での解決方法に走るパータン。自分がこうやって乗り越えたから、などといった自分の経験からくる自己流の対処が中心になりがち。マネージャーがしっかりと自己の問題としてとらえるのは良いことだが、自己流だけで解決しようとはせずに、専門家の意見を参考にし、時には専門家と連携をとって対処する姿勢が本来は必要。
③「医療依存アプローチ」……メンタルヘルスに取り組んでいる企業の多くが陥りがちなアプローチ。メンタル不全を疾病としての見地からばかりとらえ、現場や人事が過度に医療に依存してしまうケース。本来であれば、職場改善、職場のマネジメントで改善できるケースも、職場問題の改善は棚に上げて、医学的な問題にすり替えて表面的な解決を図ろうとする考え方。専門家への適切なリファーは大切だが、右から左へ専門家に流すだけでは真の解決には至らないケースが多いはず。
④「適応アプローチ」……メンタル不調の原因をまずストレスに求め、職務におけるストレスを軽減させることによって状況を改善させようとする考え方。もちろん、多くは医療的なサポートを併用させるが、現場のマネジメントやリーダーシップという領域にまで入り込み、不調者がストレスにうまく適応できるように全体を適応させていく考え方。ただし、変に深追いし過ぎずに、ケースによっては早期に医療アプローチに切り替えことも必要。メンタル不調のすべての原因が職場に起因するとは限らない。

ビジネススクールで教える メンタルヘルスマネジメント入門―適応アプローチで個人と組織の活力を引き出すビジネススクールで教える メンタルヘルスマネジメント入門―適応アプローチで個人と組織の活力を引き出す
(2007/12/07)
佐藤 隆

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人事の書棚から:099 「脳からストレスを消す技術」

ストレスに勝とうとするなという言葉から本書は始まります。ストレスに強い人というのは、ストレスを打ちまかせていく人ではなく、遅い来るストレスを上手に受け流し、自分にとって適度なストレスにコントロールできる人だというのです。これはまさにその通りだと実感します。そして、そのための方法を考えるヒントは、脳科学にあります。ストレスを気持ちの問題と考えずに、脳が神経伝達物質を通じて感じるものと考えるわけです。
そんな見地からストレスをコントロールする方法は2つあります。1つはストレスを受け流す体質を作ることです。これは「セロトニン神経」を活性化させることにより実現可能です。「セロトニン神経」の活性化のためには、「太陽光むと「リズム運動」がキーになります。そして、もう1つは溜まってしまったストレスを一気に解消する機能です。これに有効なのが「涙」なのだそうです。
脳科学の進歩は、宗教家でなくても、ちょっと怖い気もしてきますが、使えるものは使っていきたいと思います。

脳からストレスを消す技術脳からストレスを消す技術
(2008/12/16)
有田 秀穂

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《2010年8月16日》 今年の2月、【ちゑや】の中村店主出演のラーニングバー後、店主も交えて本郷のチムニーで飲んでいた時に「うどん」ストラップがあったというだけのことで始まった【やゑくら】。本日は第5回。場所は中目黒の「八じゅう」。東京で唯一(?)尾道焼きが食べられるお店です。9月末からのNHK朝の連続テレビ小説は、ゲゲゲに代わって「てっぱん」。尾道→大阪の2都市が舞台になり、テーマはお好み焼きです。そうです、この秋、゜尾道焼き」は間違いなく脚光を浴びます。早いうちに、是非、中目黒へ。牛スジのキャベツ焼きと、焼きそばもお勧めです。


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