昨日取り上げたインターンシップ生の最終発表からのお話、書いてみたら意外とボリウムが出てきたので今日が2日目です。インターンシップの詳細については昨日のブログを参照ください。
インターンシップ最終日の個人発表では、スタート時に掲げた目標の達成度と、インターンシップを通して得られた気づきについて話してもらったのですが、なるほどと思うことがかなりありました。インターンシップ生から、改めて教えられたという感じです。いくつか、とりあげてコメントしたいと思います(内容は若干わかりやすいように脚色しています)。 ③アルバイトと仕事はどう違うのかなぁと思っていました。アルバイトは同じ仕事の反復、仕事はPDCAのサイクルをまわす、これが違いなのかと思います。 【⇒】これはかなり出来過ぎのコメントです。誰かの説明の際に聞いたり、アルバイト先の人に聞いたりした影響もあるかと思います。でも、自分の言葉にできれば、それは自分のものです。ある意味、本当にそのとおりでしょう。でも、必ずしも反復的ではないアルバイトもあります。私はゼミだけでなく、アルバイトも非常に学生の皆さんの社会人基礎力を高めることに寄与していると思っています。ただし、アルバイトの内容にもよりますね。そういう意味では、単純反復的だけてなく、PDCAサイクルを実感として回す要素があるタイプのアルバイトをやった方がいいということになるのでしょうか。かなり昔にこのブログで書いた、法政大学の諏訪先生のお話も参考にしてください。 2008年01月20日 キャリアデザイン学会第3回研究会から ④ただやりっぱなしにするのではなく、あとで振り返ること、整理をすることの大切さを実感しました。 【⇒】担当者が日々の振り返りを報告させたりしていたので、これが伝わったのは嬉しいことです。これを感じてくれないと、最後に発表会をしている意味も通じないということですからね。本当に「実感」してくれたのであれば、これからのいろいろな機会にしっかりとした、振り返り、リフレクションをしてくれることと思います。それだけでも、成長が少し約束されたようなものです。 ⑤何かを質問しなければならないと思いながらも、質問するタイミングがなかなかつかめないものだと感じました。 【⇒】新入社員の代表的な悩みです。先輩に質問をしなければ仕事が進まないのに、先輩が忙しそうでなかなか聞けない。聞かずに仕事を進めてしまってミスをして、なおさら委縮して聞けなくなる……、この悪循環に陥ると、下手をするとメンタルヘルス的危機になります。入社する前に「質問をするのって大変なんだ」と実感できたのは、大きなプラスです。 ⑥パソコンができるのは当たり前のこと、できないと仕事にならないことが本当に実感できた。 【⇒】これは実に大事なことです。身にしみてわかったでしょう。新入社員は覚えることがたくさんあるのです。そんな時に、エクセルやパワーポイントの基礎操作から覚えなければならない人と、それらを道具として使いこなすことができている人では、ものすごく差があります。例えばパワーポイントで企画書を作成する場合、パワポの操作で時間を費やす人は、仮に1時間時間をかけたとしても30分はパワポの操作で取られて、企画を考える時間は30分しかとれなくなってしまいます。これに対して、もともと使える人であれば、フルに企画を考える時間に使えます。どちらの企画書がよくなる可能性が高いかは自明の理です。私も以前はPCなんか会社に入ってから覚えればいいと思っていた時期もありますが、今の世の中はけしてそうではありません。ですから、内定教育ではIT教育はいまや必須です。例えばSFC卒業生が企業に人気があるのは、ITリテラシーの側面もあります。 2009年10月18日 内定期間の意味について 《2010年8月22日》 キャリアカウンセリング協会のスーパーバイザー養成講座第16回。東京国際大学の角山剛先生の講義「組織心理の応用研究」。終日の講義で少々疲れましたが、多くの気づきがありました。仕事にも反映できることが多々ありますし、「人材教育」誌の書評の方向性も講義を聴きながら固まりました。 ![]() ![]() ![]() ↑ブログランキングというのに参加してます。よろしければクリックして一票投票を
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