インターンシップ生の発表から気付かされたことの整理、3日目を続けます。詳しいことは、一昨日のブログご覧ください。まだまだいくつかあるのですが、このあたりでもうお終いにしておきたいと思います。
⑦小さい仕事を一人一人はやっているけど、協力してそれが全体で大きな仕事になっていくのですね。人事部といってもいろいろな仕事があり、それが全体で機能しているのがわかりました。 【⇒】これもちょっと模範解答っぽいですが、そのとおりです。一人一人がやる仕事は、特に最初の頃は、けしてドラマチックなことが起きたり、会社業績を左右するようなことになったりするわけでは、ほとんどの場合ないのですが、いずれもかけがえのない仕事であり、大きな絵の中の大切な欠かすことのできない1つのピースなのです。最初のうちなんか、そんな仕事ばかりです。それを世間は「雑巾がけ」と称します。でも、ピース作りに没頭するのではなく、大きな絵を観ながら仕事をすることが大切です。そして、実は「雑巾がけ」は社会人としての基礎体力を実に育てるのです。これを経験せずに過ごした人は、仮にうまくやれたとしても、どこかでつまずくリスクも持ち合わせています。 ⑧厳しい状況でもどうやったら乗り越えられるか、ポジティプにとらえていくことが大切なのだと感じました。 【⇒】基本的にビジネスは大変です。厳しいことは日々襲ってきます。でも、そこから逃げたり、自分の殻にこもってしまったら社会人としての成長はお終いです。もちろん成長しないでいいという選択肢はありえますが、お薦めの選択肢ではありません。で、おっしゃる通り、それに耐えるにはものごとをいかにポジティブに考えるかが大切になります。誤解されないように追記しますが、ポジティブと能天気は違います。単なる楽観主義も違います。ポジティブにはささやかではあってもある種の算段があります。そんな算段をできるように普段から地道な努力をすることが、ポジティブ・シンキングの根底にあります。単に楽観思想だけではいけません。楽観思想ができるだけの努力があるのです。 ⑨改めて社会人はなぜこんなに働くことができるのかと思いました。 【⇒】これで今回のインターンシップ生から学んだことの整理は最後にしたいと思いますが、これって極めて本質的な問ですね。これから出会うすべての企業人に質問してみると面白いと思います。 私も25年間働いていますが、ほんとうにいろんなことが起きます。もうどうにもならずに嫌になることもよくあります。つらいことも多々あります。馬鹿らしくなることもよくあります。ビールをコップごと壁に投げつけたくなるようなことはしばしばあります。でも、やっぱり本質的に仕事というものが楽しいから、面白いから働くのだと思います。 昨日、アルバイトと仕事の違いの話がありました。アルバイトのような時間が決まり、役割も決まった働き方ではなく、社会人の働き方は極端な言い方をすれば時間も関係ないですし、役割も不明確です。逆にアルバイトのように決まった時間だけ、決まった役割だけを果たそうとすると絶対に成長はありません。このあたりの感覚が肌でわかってくると、仕事が面白いから働くと感じられるようになるのかなぁと思います。そうですね、面白いという感覚と、成長というキーワードのつながりも大切な要素のように思います。 もちろん、面白いというのは単に楽しいというのとはまったく意味が違います。難しいですねえ。いずれにしても、毎日、朝から晩まで大学の講義に出るというのは、辛そうですね。きっとこれを25年間も続けることはできないでしょう。でも、私たち社会人は、毎日、朝から晩まで会社で仕事をしているのです。ですから、少なくとも大学の講義よりは面白そうな世界が待っているんだと思って、学生の皆さんは社会に飛び込んできてください。きっと、大丈夫です。前さえ向いていれば。 インターンシップ生の発表の中から、ややデフォルメした部分もありますが3日間にわたって9つ抽出して整理をしてみました。気付きをこれだけくれた2人に感謝をするとともに、改めて前途に幸あれと祈念します。何か恩返しができればするので言ってください。 《2010年8月23日》 長い月曜日。先週から飲まずに終電近くまでの残業が続いており、とても身体的には健康的な生活です。お金もなくならない。 ![]() ![]() ![]() ↑ブログランキングというのに参加してます。よろしければクリックして一票投票を
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