昨日9月3日のイブニング・ダイアローグ(@代官山産能大)は、またまた素晴らしい会でした。中国趣味をドレスコードと指定しながら和装で現れる長岡先生のワールドで、日産自動車の志賀COOと、産能大の平田先生が、それぞれ「日産の中国ビジネスの現状と人材育成」、「10年後の中国と日本」と題したお話をされ、それを受けて参加者のダイアローグ、バータイム…、最後は日大の平山先生も交えて鼎談、長岡先生のラップアップという仕掛けでした。近日中に、その様子が大量の画像とともにアップされることと思います。
で、基本テーマは「越境する人材育成マネージャーの集い」。サブタイトルには「対中国ビジネスの未来像についての越境的ダイアローグ」とありました。いうまでもなく工夫されつくしたこの場自体が越境であることに加えて、人材育成担当者にとって中国ビジネスという畑違いの話を他社の人と一緒に聞くという、テーマ&トピックの越境という隠れ仕掛けにも、テーマ自体がなっているということです。 でも意外なことに、長岡先生が意識されたほど中国ビジネスの話は参加者にとって「越境」ではなかったような感じがしました。自社の中国拠点での課題、国内で雇用した中国人社員の課題、中国人旅行者をターゲットにしたビジネス、多くの参加者が、自分の中の対中国問題を抱いて参加されていたように感じます。人材育成担当者一人ひとりがこのような状況になっているということは、もはやどんな会社でも中国なしでビジネスが語れなくなったことの証明のようにも感じました。 長岡先生からは、予定調和的「越境」はやめよう的なお話がありました。大賛成です。始めは新しいことをやっていたつもりでも、気づくと完全に予定調和の世界に陥っていたということはよくあります。それはそれでサロン的ではあるのですが、この日に和装で現れた行動に思いが込められています。常に今を疑うというフィリップ・K・ディック的世界観は、現実のものとして意識する必要が出てきています。 「知らない話を聞くのは意外と面白い」との長岡先生のコメントも素敵でした。健全な知的好奇心がベースになっていれば、「導管教育もまた楽し」ということなんだと思います。 《2010年9月4日》 長時間にわたる複数の会議が終了して帰宅途中。なんとポイント故障で葛西臨海公園駅には京葉線は止まらないと…、舞浜から折り返せと……。東西線で帰ればよかった。 ![]() ![]() ![]() ↑ブログランキングというのに参加してます。よろしければクリックして一票投票を
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