エスノグラフィ
エスノグラフィというのは、ここのところ育成分野でも時折聞くようになった言葉ですが、私もまだ正確に理解しているとはいえません。

そもそもは、文化人類学・民俗学等の分野で、異文化の聞き取り調査を行い、それを記述し伝えていくことをいった言葉のようですが、これが生活者マーケティングの世界に入り、定量分析至上主義へのアンチテーゼとしての定性分析的な聞きとりなどの調査方法にも、この言葉が広く使われてきているようです。

先日のイブニング・ダイアローグの最後に、産能大の長岡先生がエスノグラフィの話をされていました。

この日は日産自動車の中国戦略についての話をうかがい、それをもとに各社の人材育成担当者とディスカッションしたのですが、その時に聞いた話を会社に戻って、「いやぁ日産ではこんなことをやってるんだよ」とか、「日産の話を聞いて××社の人は、こんな凄い発想を持っていたよ」とかいう形で情報を伝播することは、あくまでも「伝統的エスノグラフィ」です。なるほど。

しかし、人材育成担当者が意識すべきなのはそれだけではなく、「ポストモダン・エスノグラフィ」だというのです。「ポストモダン・エスノグラフィ」については、「調査者自身が自らの規範・価値観を自覚して再構築していくリフレクシブなプロセス」と定義されていましたが、まさにこれは「越境」するということにつながります。そして「学びほぐし」の行為でもあります。

新たな言葉を生むことによって、概念が腹落ちしやすくなるのは良いことですが、新たな言葉が人材育成村だけでぐるぐるするのでは問題です。人材育成担当者は、自分が腹落ちしたものをいかに自社のメンバーに伝わりやすく噛み砕いて伝播していくという役割も求められます。この点は、ちょっと「伝統的エスノグラフィ」でもあります。

《2010年9月6日》 厚生労働省の皆様との合同勉強会。なんと厚生労働省側は12名も参加。この夏の異動で課長・課長補佐もかなり代わられておられますが、この勉強会は続かせますよ。で、三時間飲み放題で、ずっと交流してました。よく飲んだ。


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